7月21日もジャミングが強く受信状態は悪い。断続音のため番組の内容の聞き取りは可能である。前半朝鮮語、後半1330は日本語放送。ニュース解説は「MERS問題と日韓関係について」、ニュース解説の途中1340:23にPipジャミングが突然止まった。拉致問題解説は久米裕さんについて、1977年9月19日、石川県宇出津海岸付近にて拉致された。主犯格である北朝鮮工作員、金世鎬(キム・セホ)について、平成15年1月逮捕状の発付を得て国際手配しており、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。 故郷の声は石岡亨さんへ、お兄さんからの2015年3月の手紙が代読されている。
今週の一曲朝鮮語は杉山清貴「渚のすべて」、これは2年ぶりの登場。日本語は1972年のヒット曲山本リンダの「どうにも止まらない」、今年2月にも登場している。今週の一曲の途中からまたジャミングが出てきた。1400放送終了直後、9960kHzへジャミングが移った。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、八俣からの信号は強くジャミングの影響はほとんど感じられない。火曜日は中国語放送から、1355:40に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半1400は朝鮮語放送、どちらも失踪者の氏名読み上げである。1425:25に朝鮮語「日本政府からのメッセージ」が出ている。1430放送終了後はジャミングの垂れ流しが良くわかる。というかそのまま1600の放送へのジャミングでもある。
1430の「ふるさとの風」は9960kHzのパラオ送信、強力なPipジャミングが出ており受信状態は悪いが放送開始と同時に止まった。同波のFSK波が結構目立つ。なつかしい日本の歌「お馬」で番組開始。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がバレて急遽死亡確認書をねつ造したもの。客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへのメッセージ、お姉さん斉藤文代さんから2015年3月6日収録の新しい内容である。松木照代さんからはこれまでと同じ、2014年2月28日収録のメッセージ。続いて2015年2月24日収録の弟さん松木信弘さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲はこれまでと同じ、松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。
この番組は2015年6月6日、15日、24日、7月3日、12日と同じ内容である。