2015年05月31日

5月30日「しおかぜ」

1300の「イルボネパラム」朝鮮語放送は久しぶりジャミングのない、聞こえない、クリアーな受信ができている。後半1330の「ふるさとの風」も受信状態は良好である。
拉致問題インフォメーションは、4月22日の参議院北朝鮮問題特別委員会での山谷大臣の拉致問題についての現状報告が出ている。この報告の途中1336にノイズジャミングが出てきた。
ニュース解説はケリー国務長官の韓国訪問について。410週のニュース解説で、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM=Submarine Launched Ballistic Missile)の水中発射実験を行ったというのがあったが、やはりこれは真っ赤な嘘で写真も合成、その後公開された動画もYouTubeのコピーと判明している。その昔上がってもいない人工衛星も成功したと嘘で塗り固めている北朝鮮の惨めさがある。
故郷の声は松本京子さんへ、お兄さん松本肇さんからのメッセージ。放送では本年3月8日収録したものとアナウンスしているが本年とは2015年のことか。こうしておけば何年でも同じソースが使えそう。
今週の一曲は朝鮮語放送がウルフルズの「ガッツだぜ!!」、これは一年半ぶりの登場。日本語放送は1962年のヒット曲伊東ゆかりの「ロコモーション」、これも3年ぶりの登場である。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、弱いながらもジャミングは出ているが、全く影響はない。受信状態は極めて良好である。土曜日は朝鮮語放送から、1352:58に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
後半1400は日本語によるニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」、まず北朝鮮軍序列2位にあたる玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長が処刑されたニュースから。続いて北朝鮮が5月9日に、潜水艦からミサイルを発射させたように見せかけたとするニュース。国際社会にウソまでついてミサイル技術を誇示しなければならないほど窮している。
1422:24に「日本政府からのメッセージ」が出ている。周波数アナウンス、日本への連絡用電話FAX番号、Eメールアドレスが出ている。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全くない。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2015年4月26日の「国民大集会」での収録から、八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。 今日の一曲はなし。
1600の「ふるさとの風」は9960kHz、若干ノイズジャミングがありノイジーな受信状態である。1430と同じ番組が出ている。

同じく1600の「しおかぜ」は5985kHz、八俣の電波は強力で、あの強いCRIをも押さえ込んでいる。受信状態は良好である。前半朝鮮語、後半1630は日本語放送である。
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