2015年05月29日

5月28日ふるさとの風

RFAやR.Fardaを出したり、お騒がせな11540kHz、28日はだんまりで終わったようだ。
1100-1200の垂れ流しノイズジャミングだけは出てきた。通常のCNR1ジャミングと違い、この種のものはチベット領内もしくは国境付近から出ているとされる。

1330の「しおかぜ」はまだ5985kHzのままである。この時間は連日信号は強く28日はジャミングも全くなし、受信状態は極めて良好である。木曜日は英語放送が一時間出ている。
ちなみに毎週木曜日6055kHzのRadio Nikkeiはこの時間英語番組が出ている。"Let's Read the Nikkei in English"が1330-1400UTCに、再放送は同じく土曜日0830-0900UTCである。

1300の9950kHz、朝鮮語はジャミングもなく良かったが、後半1330は激しいPipジャミングに潰されてしまった。それでも台湾の信号もよく健闘している、かろうじて内容の聞き取りはできる。今週の一曲は朝鮮語放送がウルフルズの「ガッツだぜ!!」、これは一年半ぶりの登場。日本語放送は1962年のヒット曲伊東ゆかりの「ロコモーション」、これも3年ぶりの登場である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、この時間もPipジャミングが強いが内容の聞き取りは可能である。パラオからの電波は強い。なつかしい日本の歌「お馬」で番組開始。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がバレて急遽死亡確認書をねつ造したもの。客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんと松木照代さんから、2014年2月28日収録のメッセージ。続いて弟さん松木信弘さんからのメッセージは2012年12月15日収録。このあと斎藤文代さんから、2014年12月13日「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム」で公開収録した新しいメッセージが出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。
1.お母さん叶うものなら お母さん一目だけでも逢いたい
  お母さんあれから随分と お母さん季節は巡り過ぎた
  生きているうちに 何時の日か日本へ帰り
  あなたの胸に飛び込んで 思い切り泣きたい
  お母さんも一度食べたい ちょぴり酸っぱいところてん

2.お母さん手紙も出さずに お母さん僕を許して下さい
  お母さん冷たい冬が来る お母さん身体を大切に
  春はまだ遠い最果ての ここは北の国
  誰がこの僕を連れ出して 早く逢いたい
  お母さんそれまで元気で 薫は必ず帰ります
この番組は2015年4月2日、12日、22日、5月1日と同じ内容である。
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