29日からの周波数変更で数々の珍現象が起きている。その最たるのがイランと北朝鮮の日本語がぶつかっている。北朝鮮のほうが断然強いが、例によって停電続きで満足に電波も出せないので、その時だけはイランが聞こえている。
3月29日は1250まで11865kHzは停波、さらに2050からはIRIBの日本語が混信もなく聞こえ出した。当然のごとく2100になっても北朝鮮は停波したままである。2111:40に強力なキャリアーが、2112:13にいきなり日本語が出てきた。イランは完全にブロックされてしまった。IRIBは約20Hz上に出ている、ビートにはならない程度のずれでバックでかろうじて聞こえている。
「朝鮮の声」は2150までは何とか続いたが、2200の放送は早くも2207に停波、終了間際2246に再開した。2300の放送も止まることなく続いたが、最後の周波数アナウンスの終了部分2348:52に停波、尻切れで放送が終わってしまった。
イランも、北朝鮮の常用周波数にわざわざ日本語放送を持ってくるなど、所詮周波数選定はこんな程度のことなのだろう。
パラの周波数9650と9655kHzもわずか5kHzの差、北朝鮮が出ていればこれも満足には聞くことができない。
北が変更することはあり得ないので、イランが手を引くことになるのか、できればこのまま両者居座って、リスナーがどんな判断をするのか。