2015年03月31日

3月30日ふるさとの風

30日の9950kHz、ノイズジャミングが出ており、若干ノイジーな受信状態である。今日から404週目の放送となる。拉致問題インフォメーションは先週と同じだ。3月9日ジュネーブで開催の第28回国連人権理事会で北朝鮮の人権状況をまとめた報告書が提出された。報告書はマルズキ・ダルスマン特別報告者が作成したもので、北朝鮮に対し、人権侵害の速やかな停止や韓国と日本との二国間協議に加わることなどを強く主張した内容。
ニュース解説は「韓国専門家の見方」について。AIIBへの参加表明をしたこと、EU各国も参加しているので、中国寄りにはならないだろう、現在韓国は中国への投資はできない。そこでAIIB経由なら可能という話。
拉致問題解説は、原敕晁さんについて。1960年6月北朝鮮工作員辛光洙らによって宮崎県青島海岸から拉致された。当時43歳で、李三俊・在日朝鮮人大阪府商工会理事長の経営する中華料理店「宝海楼」の店員をしていた。その後辛は原さんになりすまし日本に入国。パスポート、運転免許証、国民健康保険証まで取得し、1985年2月、原さん名義の旅券を持って韓国に入国し逮捕され、韓国当局の取り調べによって原さん拉致事件が明らかにされた。
故郷の声は曽我ひとみさんからのメッセージ、2015年2月収録の新しい内容である。
今週の一曲は朝鮮語放送は、ささきいさおの「宇宙戦艦ヤマト」、初登場である。日本語放送は1976年のヒット曲森田公一とトップギャランの「青春時代」である。これは2011年以来の登場となる、初登場は放送開始間もない2007年である。

1330の「しおかぜ」は6020kHz、昨日からこの周波数に出ている。このところ北朝鮮のスーパージャミングが停滞気味で、30日も出たり止まったり、この時間帯もかなり無理をして細々とノイズを出している。八俣の電波は強力で受信状態は良好である。月曜日は拉致被害者失踪者の氏名生年月日が読み上げられている。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングが強い、かなりノイジーで受信状態は悪い。懐かしい日本の歌「どんぐりころころ」で始まった。
拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま行方不明に、北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
ふるさとの声は拉致被害者松本京子さんへ、2014年12月13日「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム」で公開収録された、お兄さん松本肇さんからのメッセージ。ここだけが新しい収録に差し替えられている。
続いて2013年10月28日米子市で開催された「拉致問題の早期解決を願う国民の集いin米子」での収録したメッセージ。 縫製会社に勤めていた同僚だった友人二人からは、2007年の収録で、同級生矢倉修さんからも、これは過去放送されたメッセージと同じ内容ある。
今日の一曲は1977年のヒット曲狩人の「あずさ2号」、9日前と同じ組み合わせである。意図しないで旅立ったまま、生涯帰ることのできない人はどんな思いで聞くのだろう。
この番組は3月3日、12日、21日と同じ内容である。
1600の「ふるさとの風」は9960kHz、この時間だけ昨日からこの周波数に変更されている。ジャミングは出ているが大きな影響はない、パラオからの電波は強力である。1430と同じ番組が出ている。

1600の「しおかぜ」は、昨日から5985kHzへ変更された。同波のCRIスワヒリ語が激しく混信している。まったく言語が違うので、聞き取りは可能である。VOAなどと違い、八俣送信所は混信があるからと言って周波数を変えることはしない。R.Japanがその悪い例である。海外ちゅけいの周波数はまれに変更することはあるが、八俣ではまずない。
「しおかぜ」は例外的にジャミングが逃れるために、数週間ごとに変更することがある。それまではこの混信から逃れることができない。
北朝鮮のジャミングは28日まで使われていた5910kHzに垂れ流しである。1330と同じ番組、失踪者の氏名などの読み上げが出ている。

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