2月7日、土曜日1300の9950kHzは今日も強力に聞こえている。連日全く混信もなく朝鮮語、日本語放送ともに受信状態は良好である。今度の土日にまた生中継される拉致問題啓発演劇公演の案内が出ている。今週の一曲は朝鮮語が皆川 おさむの「黒猫のタンゴ」、これも初登場。日本語放送は1970年のヒット曲Betsy & Chrisの「白い色は 恋人の色」、これも初登場の曲である。久しぶりに別々の曲となった。
1330の「しおかぜ」はまだ6135kHzへ自爆を続けている。この放送米国西海岸ではジャミングもなく結構良好に聞くことができるが、さてかの国ではいかがなものか。土曜日は朝鮮語放送から、1353:05に「日本政府からのメッセージ」が出ている。1358頃から急激にジャミングが弱くなり放送が聞こえだした。後半1400は日本語放送、さる1月29日に行われた第25回1万キロ現地調査の模様が出ている。千代田区の調査会事務所前から始まり、都内で1960年代に失踪した印刷関係者らの調査、小林榮さんが勤務していたとされる印刷会社跡地から。早坂勝男さんの弟さんからの収録メッセージなどが出ている。
受信状態悪く内容がよく聞き取れない、失踪者などの目撃証言についての情報を求めている、多くに氏名が読み上げられている。1422:27の「日本政府からのメッセージ」は、来る14・15に行われる北海道石狩市での演劇公演生中継の案内が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、パラオからの電波は強くジャミングも全くない、受信状態は良好である。なつかしい日本の歌「お馬」で番組開始。拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がバレて急遽死亡確認書をねつ造したもの。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんと松木照代さんから、2014年2月28日収録のメッセージ。続いて弟さん松木信弘さんからのメッセージは2012年12月15日収録。また高校時代の恩師松村六郎先生から2010年9月の収録メッセージが出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。
1.お母さん叶うものなら お母さん一目だけでも逢いたい
お母さんあれから随分と お母さん季節は巡り過ぎた
生きているうちに 何時の日か日本へ帰り
あなたの胸に飛び込んで 思い切り泣きたい
お母さんも一度食べたい ちょぴり酸っぱいところてん
2.お母さん手紙も出さずに お母さん僕を許して下さい
お母さん冷たい冬が来る お母さん身体を大切に
春はまだ遠い最果ての ここは北の国
誰がこの僕を連れ出して 早く逢いたい
お母さんそれまで元気で 薫は必ず帰ります
この番組は2014年10月31日、11月9日、18日、27日、12月24日、2015年1月2日、11日、20日、29日と同じ内容である。