今週最後の放送が出ている。1300からの9950kHzは11日も強力かつクリアーに聞こえている。拉致問題インフォメーションは12月18日、EUと日本の共同提案で国連総会本会議で拉致問題を含む北朝鮮の人権侵害を非難する決議案が採択されたこと。これまでにない最多の国の賛成で採択されたが実効性のほうは不透明だ。
ニュース解説は北朝鮮の「新年辞」について。金正恩の恒例のメッセージの解説である。今週の一曲はふるさとの風コンサートから、2曲「故郷は一つ」と「コスモスガーデン」、(山本義人指揮、ひふみレインボー、ラ・ルシオル、かわせみ混声合唱団)が放送された。この曲もオンデマンド放送ではカットされている。
この一週間、朝鮮語は1333:38まで、1333:40から日本語放送となった、そして終了は1400:40まで出ている。
1330の「しおかぜ」は5910kHz、かなり強力なノイズジャミングが出ている。番組は昨日と同じ、前半日本語、後半1400は朝鮮語と番組自体が入れ替わっているだけ。内容の聞き取りはほとんど不可能である。1352:27に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、パラオからの電波は強力、ジャミングも全くない、しかし電波が途切れて頭がない、受信状態は良好である。なつかしい日本の歌「お馬」の終わりから出てきた。日曜日は9930kHzの番組が混線している。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がバレて急遽死亡確認書をねつ造したもの。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんと松木照代さんから、2014年2月28日収録のメッセージ。続いて弟さん松木信弘さんからのメッセージは2012年12月15日収録。また高校時代の恩師松村六郎先生から2010年9月の収録メッセージも出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。
1.お母さん叶うものなら お母さん一目だけでも逢いたい
お母さんあれから随分と お母さん季節は巡り過ぎた
生きているうちに 何時の日か日本へ帰り
あなたの胸に飛び込んで 思い切り泣きたい
お母さんも一度食べたい ちょぴり酸っぱいところてん
2.お母さん手紙も出さずに お母さん僕を許して下さい
お母さん冷たい冬が来る お母さん身体を大切に
春はまだ遠い最果ての ここは北の国
誰がこの僕を連れ出して 早く逢いたい
お母さんそれまで元気で 薫は必ず帰ります
この番組は2014年10月31日、11月9日、18日、27日、12月24日、2015年1月2日と同じ内容である。