既報のように中国は民族語放送を大幅に改編した。これまでCNR8として出ていたカザフ語を独立させ、中央人民放送局17番目の系統CNR17が誕生した。放送時間もウイグル語と同じ時間である。
使用周波数は、これまでCNR1と共用していた山西省霊石Lingshiの新疆向けである。2355の開始時は11630と12055kHzが使われている。12055kHzは0045までFEBCと喧嘩をしている。1200に9630と6180kHzに切り替わり、終了の1805まで出ている。
9時間放送になったモンゴル語は9610と11810kHzで開始しているのが分かった。この時期開始時の2055はまだ極めて弱い。日の出時刻とともに信号も上昇し始める。
9610kHzは0000-0257の間CRIと混信している。また11810kHzも4時間はKBSにつぶされている。中国の周波数選定はすべて既得権を行使するやり方でどんな局が、たとえCRIが同じ周波数に出ていようが全くお構いなしである。
1月2日、実際に確認できた周波数は左のとおりである。
朝鮮語の9785kHzは1日は受信できなかったが、2日は0558から強力に入感している。
11780kHzからCNRが消え、0130以降はブラジルがクリアーに聞こえるようになった。
朝鮮語の番組表には、周波数の記載があるが、短波は7120、9160とどちらもとんでもない周波数である。
CNR8の開始と終了時には、国歌ではなく、中国の愛国歌「愛我中華」(ai wo zhong hua)が流れている。2055と1500から5分間弱聞くことができる。