VOAのチベット語にはすべて中国がジャミングをかけている。実際に短波帯に出ている中国局の大半はジャミング用の放送である。
そんな中にあって0000-0100のチベット語が、12月10日から5830kHzに出ている。ところが12日の放送にもジャミングはない。いままで使われていた5885kHzにCNR1ジャミング用放送が垂れ流しになっている。これまでは周波数変更の翌日にはジャミングを出してきたのに、今回はどうした。
もともと中国は、旧ソ連が出していたジャミングとは違い、放送が始まってから出すのではなくスケジュール通り出ている前提に立ってジャミングを出している。
それでもチベット語に関してはことのほか神経をとがらせており即日ジャミングを出すのが通常の工作活動。SOHへのジャミングの手抜きでもわかるように実際のモニターを十分やっていないことがうかがえる。
そして今回の周波数変更が毎日更新されているHFCCに反映されていないことにも影響があるのかもしれない。ということは公表されているスケジュールでジャミングを出しているということになるのだが。過去日替わり周波数でさえHFCCには登録されたこともある。
VOA Tibetan
0000-0100 5830 (ex.5885 December 10~)