2014年11月18日

11月17日ふるさとの風

今週からまた新しい内容の番組である。通算で385週目の番組になる。ジャミングは聞こえない、受信状態は良好である。12月10-16日は北朝鮮人権侵害問題啓発週間、拉致問題インフォメーションはこの期間中に二つの政府主催のコンサートとシンポジュウムを開催する。
一つは12月8日の「拉致問題啓発コンサート」、この模様は短波で生中継される。0900-1000に15150kHzで、1000-1200に9930kHzで放送される。
12月13日開催の「対北朝鮮ラジオ放送シンポジュウム」について、この模様も0430-0700に15150kHzで生中継される。こうした催しがネット中継されることはこれまでにもあるが、短波でも中継されるのは初めてのことである。
ニュース解説は「米中首脳会談と北朝鮮非核化」について。拉致問題解説は平成25年度拉致問題の解決その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する政府の取り組みについての報告など。
今週の一曲は南こうせつ「国境の風」、久しぶりの登場である。
遥か海を越え遠き母の大地(とち)
水鳥(とり)たちはこの青空(そら)を自由に飛び交うよ
せめてこの魂(こころ)せめてこの慕(おも)い
悲しみを伝えてよ 愛する人へと

時代(とき)は何も言わずに 悲しげな微笑み投げるけど
この大空(そら)に国境の壁はないから
風よ風よ祖国(くに)の歌聞かせて
風よ風よ母の歌聞かせて

やがて陽が沈み赤い地平線
水鳥たちもより添ってどこかで眠るなら
熱いこの涙熱いこの慕(おも)い
夢の中で逢わせてよ愛する人へと

星座(ほし)は何も知らずにおだやかに季節を変えるけど
この夜空(そら)を奪うこと誰も出来ない
風よ風よ祖国(くに)の歌聞かせて
風よ風よ母の歌聞かせて

時代(とき)は何も言わずに 悲しげな微笑み投げるけど
この大空(そら)に国境の壁はないから
風よ風よ祖国(くに)の歌聞かせて
風よ風よ母の歌聞かせて

1330の「しおかぜ」は5985kHz、珍しくジャミングが弱い、日本語放送がはっきりと聞こえている。月曜日は失踪者の氏名生年月日の読み上げである。

1430に「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは聞こえない。懐かしい日本の歌「ないしょばなし」で始まった。拉致問題解説は曽我みよしさん当時46歳について。1978年8月12日夜、佐渡島からひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯キムヨンスクを国際手配して犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。関係者はいまも日本国内で通名を使い普通に生活している特別永住者の一人である。
ふるさとの声は曽我みよしさんへ、2011年9月27日収録の音源がまだつかわれている。曽我ひとみさんの日本語と朝鮮語(日本語放送では韓国語と言わされている)によるメッセージが出ている。この年、ひとみさんは52歳、みよしさんは80歳である。
今日の一曲は1980年のヒット曲、オフコースの「さよなら」、この曲は2011年5月や2012年3月に、2013年9月の今週の一曲などで登場している。この番組は2014年10月30日、11月8日と同じ内容である。

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