2014年09月28日

9月27日「しおかぜ」

1300の「イルボネパラム」朝鮮語放送は9950kHz、今日もジャミングはない、。後半1330の「ふるさとの風」とともに受信状態は良好である。9月10日、ジュネーブの27回国連人権理事会の国際人権シンポジュウムにおける山谷えり子大臣の基調講演が出ている。公演は英語で行われたため日本語訳で放送されている。朝鮮語今週の一曲は1971年のヒット曲尾崎紀世彦の「また逢う日まで」、日本語放送の今週の一曲は無し。

1330の「しおかぜ」は6020kHz、下からのジャミングの影響はほとんどない。土曜日は朝鮮語放送から、1352:57に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半1400は日本語放送、いずれも先週、先々週とと同じ番組である。
ニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」は安倍政権の内閣改造について。続いて国井えり子さんのお父さんが9月6日に逝去されたニュース。北海道現地調査の際収録された生前の声が出ている。
1980年代から90年代にかけて山本美保さん、河合美智愛さん、今津淳子さん、紺屋淑子さん、林かな子さん、秋田美輪さん、尾上民公乃さん、根本直美さん、西村京子さん、河田君江さん、清水桂子さん、大政由美さん、佐々木悦子さん、森本規容子さん、福山ちあきさん、松橋恵美子さんら若い女性の失踪が相次いで起きたこと。
間もなく発表されるであろう声明に期待を寄せる解説など。救出への道コーナーでは日本政府が一括解決を強い姿勢で臨んでいることなど。この冬、被害者全員が北朝鮮で過ごすことのないよう望んでいる。1422:28に「日本政府からのメッセージ」が出ている。この中で新しい拉致担当大臣を紹介している。周波数アナウンスに次いで緊急放送IS、日本への連絡用電話番号なども紹介している。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、この周波数も27日はジャミングはない、FSK波が出ているが受信状態は良好である。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。
拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ高田のベビーホテルに子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明の信憑性も疑わしい。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠蔽しようと偽装工作をしているのに他ならない。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、2014年2月収録でお兄さんの飯塚繁雄さんとお兄さん本田勝さんからのメッセージである。八重子さんの姉が2013年9月に亡くなったことなども述べている。続いて2013年4月27日の「すべての拉致被害者を救出するぞ国民大集会」での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。これは従来通りである。
今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、後半はジャミングも止まりクリアーに聞こえている。この番組は4月9日、18日、27日、5月6日、15日、6月11日、20日、29日、7月8日、17日、26日、8月4日、13日、31日、9月9日、18日と同じである。
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