2014年07月04日

7月3日「ふるさとの風」

3日、菅官房長官は記者会見で、北朝鮮が拉致被害者らを調査する「特別調査委員会」が4日発足すると発表、その顔触れも公表された。中身の見通しは不明だが、その組織さえ存在を否定していた部署もあり、しかも幹部の氏名まで明らかになるのは初めてのことだろう。これで北朝鮮のメンツは保たれるのかもしれない。誰がどこに住んでいるかはわかっていることだから。
このニュースだけは政府発表を批判することなくそのまま伝えている。北朝鮮のことだけは素直に反応している。拉致事件が表面化するまで北朝鮮と言えなかった、書かなかったマスコミが今また北の言うなりになっている。

北朝鮮「特別調査委員会」組織と顔ぶれ。
▽委員長=ソ・テハ国防委員会安全担当参事兼国家安全保衛部副部長
▽副委員長2名=キム・ミョンチョル国家安全保衛部参事、パク・ヨンシク人民保安部局長

4分科会の責任者
 ◆拉致被害者=日本政府が認定している拉致被害者について改めて調査し、それぞれの被害者について入境からの経緯を調査し、確認する。=カン・ソンナム国家安全保衛部局長

 ◆行方不明者=日本側からの資料等も参照しつつ、人民保安部の住民登録台帳の精査を含め、北朝鮮への入境の如何(いかん)、行方不明者の現状等について状況を確認する。=パク・ヨンシク人民保安部局長

 ◆日本人遺骨問題=北朝鮮に点在している日本人遺骨の埋葬地について対策を講じながら、これまで把握している資料や証言を基に現地調査を行い、また試験的な発掘を行う。=キム・ヒョンチョル国土環境保護省局長

 ◆残留日本人・日本人配偶者=人民保安部および人民政権機関が持っている住民登録台帳に基づく調査や証言等を通じて、現状を確認し、対策をとる。=リ・ホリム朝鮮赤十字会事務総長
他総勢30名ほど。

1300台の9950kHz、3日は全くジャミングが出ていない、台湾からの放送はクリアーに聞こえている。拉致問題インフォメーションから、7月は1978年に4名、1983年に1名と多くの日本人が拉致された月である。ニュース解説は「中国の習近平国家主席韓国訪問について」、
拉致問題解説は久米裕さんについて。東京都に住んでいた1977年9月19日石川県宇出津海岸付近にて失踪、北朝鮮側は、久米さんの入境を完全否認。しかし主犯格である北朝鮮工作員、金世鎬(キム・セホ)を国際手配している。共犯の在日朝鮮人が逮捕され、その供述から、工作員へ渡したことが判明している。この事件も在日朝鮮人工作員が深く関わっている。
ふるさとの声は横田めぐみさんへ、ご夫妻のメッセージは2014年2月1日収録。今週の一曲は、朝鮮語がGO-BANG'Sの「あいにきてI・NEED・YOU」、日本語放送は1979年のヒット曲ツイストの「燃えろいい女」。1357放送終了までジャミングの出ることはなかった。

1330の「しおかぜ」は6020kHz、本体へのジャミングは分からないが5kHz下からはうるさい、しかし下側カットで影響はほとんどない。3日木曜日は英語放送が出ている。受信状態は良好である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングはこの時間も出ていない、きょうも懐かしい日本の歌「ずいずいずっころばし」で始まった、これだけは二日続けて同じ曲。
拉致問題解説は松本京子さんについて、2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま行方不明に、北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
ふるさとの声は松本京子さんへ、お兄さん孟さんからのメッセージは2013年10月28日収録と同じく2013年10月28日米子コンベンションセンター 国際会議室で開催された「拉致問題の早期解決を願う国民のつどいin米子」から。 縫製会社に勤めていた同僚だった友人ら二人からは、2007年の収録で、同級生矢倉修さんからも、これらはいずれも過去放送されたメッセージと同じ内容ある。
今日の一曲は1973年のヒット曲、かぐや姫の「神田川」、この曲も過去幾度も登場している。この番組は2014年4月4日、5月1日、10日、19日、28日、6月6日、15日、24日と同じである。

1500の朝鮮語放送9975kHzもジャミングは聞こえない。ローカル局並みにクリアーに聞こえている。1530もジャミングは無い。しかしこのあと1600の「ふるさとの風」9960kHzにはジャミングが出てきた。パラオの電波が強く聞き取りは十分可能である。

1600の「しおかぜ」6165kHzにはジャミングが出てきたが、弱い、受信状態は良好である。一時間英語放送が出ている。

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