予定通り6月5日0200からジャカルタで開かれているメディアサミット特別放送が始まった。
Radio Australiaを皮切りに21840kHzで良好な受信ができている。ABCのISで始まり、メディアサミット特別放送のアナウンスで番組が始まった。
21840kHzは0230の終了した。
引き続き0230からBBCが15650kHzで始まったが若干弱い。番組は頭と最後の局名アナウンスが違うのみで、0200と0230を聞いた限りでは、番組本体はあらかじめパッケージされた同じ内容のようだ。日本の地震緊急放送についても放送があり、東北大震災意における実際の放送が日本語でもいくつか流されていた。
0300以降もDRM放送ではなく通常のAM放送、DRM放送の解説なども出ている。番組内容は0230とは違う。
今回の特別放送には各局から特別べりカードが発行されるので、マニアには必聞?かも。
いったん放送の終わった21840kHzで03過ぎにキャリアーが出てきた、ところが0330に3秒ほど火竜ジャミングが出現、また無音になったが0332から何と中国語が、中央人民広播電台のサミット特別放送のアナウンスが。いったん無音になりまた再開、これは予定外の放送である。その後も時々無音になる、やはりこれは特別放送のために備えたウォーミングアップのようだ。
0330からの15650kHz、また0230と同じ番組が出ているようだ。そして0400も0300と同じ番組で、DRMシステムの緊急警報機能の説明などが放送されている。DRM放送ではなく、DRMが提供する番組ということだ。
0428過ぎに強力なキャリアーが出てつぶされてしまった。2分後に停波、またBBCが聞こえだした。0430また同じ番組である。
0500から21840kHzでも始まったはずだが、バチカンからの電波は確認できない。キャリアーの存在がわかるだけ。0530にまた中国語が出てきた、ジャカルタサミットのアナウンスが出ている、無音になったり相変わらずウォーミングアップの練習か。
15650kHzは0530までBBCが出ていた。0530はSLBCから、BBCより若干強いようだ。0600にFEBCのISが出てきた、信号は強い。番組は0200の21840kHz、0230、0330、0430、0530の15650kHzと同じ内容である。
0630も引き続きFEBCからの再放送が出ている。0700FEBCのISが出てキャリアーオフ。
0800の15650kHz、タイ送信はRadio Libertyの白ロシア語が出てきた。内容はこの時間出ている17770kHzとはもちろん別番組である。0830R.Libertyが終わったときはすでにR.Japanが出ていた。0845まで英語、後半インドネシア語で同じ内容の放送が出ている。受信状態は良好である。
0900はフィリピン中継、これまでにない強さである。内容は0730までとは異なっている。米国版緊急放送である。
これまでの送信状態を見ると、こうした臨時放送にもかかわらず送信ミスがない、当たり前と言えばそれまでだが、災害放送のためということでミスは許されない。
International Radio for Disaster Relief test broadcasts June 5 & 6 :
0200-0230 21840 Radio Australia
0230-0530 15650 BBC
0500-0530 21840 Vatican Radio
0530-0600 15650 SLBC
0600-0700 15650 FEBC
0730-0800 21840 MGLOG Madagascar
0800-0830 15650 Radio Liberty in Belorussian, Thai
0830-0900 15650 Radio Japan, Palau, Angei 4, English & Indonesian
0900-0930 15650 VOA, Philippines
0930-1000 21840 MGLOG Madagascar
1000-1030 15650 All India Radio
1030-1100 21840 China National Radio in Chinese, Beijing
1100-1130 15650 KTWR, Guam
1000の15650kHzはインドから、あまり強くはない、BBCとあまり変わらないようだ。0730までと同じ内容の番組である。
1030からはCRIが出てくるが、すでに1000過ぎから21840kHzではその開始部分を繰り返し送出している。信号は強い、1022にいったん無音にキャリアーは出続けている。