2019年08月18日

8月17日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5920と6040kHzの2波である。八俣からの電波は強く、ジャミングを抑えてクリアーに聞こえている。先週と同じ番組である。
土曜日は日本語放送から、初めに、緊急放送用ISの後、周波数アナウンス、続いて「日本と南朝鮮」の関係についての解説。韓国との最近の輸出管理問題についてホワイト国から指定除外したことなどを解説している。北朝鮮向け放送ということなのか、南朝鮮と称している。
そして8月5日、文在寅大統領の首席補佐官会議における日本に対する発言についても。現実離れした発言に懐疑の目が向けられている。
救出への道コーナーは増元輝明さんから、先日BBCの取材を受けたことなども話している。連日北朝鮮がミサイル発射をしているが、目的がわからない。当然韓国は何も言わない。韓国から武器転用可能な物資が届かなくなる。過去日本からは直接あらゆる物資が北朝鮮へ渡っていた時期もあった。
「日本政府からご家族の声」は松木薫さんへ、お姉さん斎藤文代さんから2019年2月収録のメッセージが出ている。1324:50に緊急放送ISに次いで次のメッセージが出ている。
「この放送を船の上で聞いている皆さん、日本へ船でやってくる場合、皆さんは当然危険を冒して日本を目指されるものと思います。無事願いが叶うようお祈りしています。皆さんが無事日本で保護されるために日本の近くに来たら次のことを守ってください。まず武器麻薬などを持っていれば犯罪者として扱われます。皆さんの近辺が危険になります。北朝鮮を脱出するとき必要であったとしても、日本へ着く前にすべて海に捨ててください。皆さんから攻撃されない限り、日本の警察も海上保安庁も軍も、皆さんを攻撃することはありません。
警察官、海上保安官など上陸した場所にいる人の指示に必ず従ってください。日本では犯罪を犯さない限り皆さんは保護されます。また拉致被害者など日本に関係のある人が乗っている場合、それを伝えてください。拉致被害者についての情報をお持ちの方はそれを伝えてください。これは一度だけではなく、警察にも海上保安庁にも、あるいは近くに一般の人達がいれば、それらの方々にも繰り返し伝えてください。
拉致被害者が乗っていれば、あるいは拉致被害者に関する情報があれば日本政府は皆さんに対して、それにふさわしい待遇をします。しおかぜでは船で日本を目指す方々のためにも、逐次情報を提供します。ぜひ今後も、しおかぜをお聞きください。」

後半1330は朝鮮語放送である。引き続き受信状態は良好である。6040kHzへのパルスジャミングがかすかにバックで聞こえている。

1300代の朝鮮語と日本語放送はパラオ・台湾送信ともにきわめて強力である。9705kHzのジャミングも弱く全く影響はない。「ふるさとの風ニュース」は8月2日タイで日中韓外相会議が開催された。その発言要旨から。「ニュース解説」は8月6日の北朝鮮外務省代人弁談話、米韓合同軍事演習についてなど。
今週の一曲、朝鮮語は小柳ゆきの「あなたのキスを数えましょう~You were mine~」が出ている。昨年11月以来の登場である。日本語は1973年のヒット曲、チューリップの「心の旅」、今年6月にも登場している。
「ふるさとの声」は2月20日豊中市で開催された拉致問題啓発舞台劇「めぐみへの誓い-奪還-」での長内繁樹豊中市長のあいさつが出ている。
「日本政府からご家族の声」は横田めぐみさんへ、弟さん横田拓哉さんから、2019年5月ニューヨークでのシンポジウムでのメッセージ。次いで松木薫さんへ、斎藤文代さんからのメッセージ。この後周波数アナウンスなどがあり1357に終了。9965kHzはこの後Babcock Musicが流れている。

1405の「しおかぜ」は6090kHzのパルスジャミングもつぶす強さ、6165kHzは同波の混信がやや目立つようだ。先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」も3波とも良く聞こえている。ジャミングは全くない。懐かしい日本の歌は「思い出のアルバム」、この曲は1981年NHKテレビで紹介され、広く歌われるようになった。今年3月にも登場している。
拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま行方不明に、1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によってヨーロッパから平壌に連れていかれたことが判明している。当然のことながら北朝鮮はよど号ハイジャック犯との関わりを全面否定している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、お兄さん石岡章さんから、2019年2月の手紙が代読されている。2018年は暑い夏と大災害の起きたことを述べている。
今日の一曲は拉致問題の解決を願って歌われている、南こうせつの「国境の風」である。今年4月にも登場している。この番組は2019年8月6日と同じである。
  
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze