2016年11月21日

国際シンポジウム開催

今年も12月10日に政府主催で、国際シンポジウム「拉致問題をはじめとする北朝鮮の人権侵害に対する責任追及のための国際連携~一日も早い拉致被害者の救出にむけて~」が開催される。
今日11月21日の短波放送並びに拉致対策本部のウェブサイトで告知されている。

政府主催国際シンポジウム「拉致問題をはじめとする北朝鮮の人権侵害に対する責任追及のための国際連携~一日も早い拉致被害者の救出にむけて~」を開催します。
 毎年12月10日から16日までは「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」です。

 北朝鮮による日本人の拉致の問題を解決するには、日本自身が主体的に声を上げ、率先して取り組まなければなりません。しかし、拉致問題に真摯に取り組もうともしない北朝鮮に問題解決に向けた具体的行動を促すには、拉致問題をはじめとする北朝鮮の人権侵害に対する非難と圧力を高めている国際社会と連携して対応していくことが重要です。
 こうした観点から、今回、朝鮮半島情勢や国連の人権プロセス等に関する内外の専門家を招いて国際シンポジウムを開催し、北朝鮮の人権侵害に対する責任追及に関する国際的な取り組みの現状と今後の国際連携のあり方について議論し、一日も早い拉致被害者の帰国の実現につなげていきたいと考えています。皆様方の多数のご参加をお待ちしています。

 国際シンポジウムの概要は以下のとおりです。
開催日
  平成28年12月10日度
開演時間
  14:00~16:00
  (開場時間13:00)
主催
  政府拉致問題対策本部、法務省
後援
  文部科学省
場所
  イイノホール
  (東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング4F)
入場料
  無料
  ※入場には事前申込が必要です。
  入場申込はこちら(先着順)

プログラム(予定)
  14:00 開会
   第1部 国際シンポジウム
   (1) 主催者挨拶(加藤勝信拉致問題担当大臣)
   (2) 基調講演(マルズキ・ダルスマン前国連北朝鮮人権状況特別報告者)
   (3) パネル・ディスカッション
     モデレーター:星野俊也・大阪大学大学院国際公共政策研究科教授
            (大阪大学前副学長)
     パネリスト:・マルズキ・ダルスマン前国連北朝鮮人権状況特別報告者
           ・イ・ジョンフン韓国外交部北朝鮮人権国際協力大使
           ・ヒョン・ソンイル元韓国国家戦略問題研究所首席研究委員
           ・野口元郎ICC被害者信託基金理事長
           ・トマス・オヘア・キンタナ国連北朝鮮人権状況特別報告者
            (ビデオ・メッセージ)
            
    第2部 「ふるさとの風」ミニコンサート
   16:00 閉会

その他
  当日は、シンポジウムの様子を北朝鮮に向けてラジオで生中継します。


  
Posted by Hiroshi at 21:59Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze

2016年11月21日

11月20日ふるさとの風

20日の1300代、朝鮮語と日本語放送は台湾送信の9465と9950kHzが朝鮮語、9705と9950kHzが日本語である。9950kHzは弱く、1315迄はAIRにつぶされ、以降はジャミングに埋没してしまった。9465と9705kHzは強力である。
毎年12月10~16日は、北朝鮮人権侵害問題啓発週間、今年も12月10日に国際シンポジウムを開催するとの案内が出ている。。拉致問題インフォメーションは10月27日金杉憲治アジア大洋州局長が訪日中のジョセフ・ユン米国国務省北朝鮮政策担当特別代表(六者会合首席代表)と意見交換したこと。また10月27日ニューヨークで我が国核兵器廃絶決議案の国連総会第一委員会での採択について外務大臣談話が出ている。
ニュース解説は「トランプ次期大統領の対北朝鮮政策」について。現時点ではまだ良く分からないということのようだ。拉致問題解説は原敕晁さんについて。1960年6月中旬、北朝鮮工作員辛光洙によって宮崎県青島海岸から工作船に乗せられ拉致された。当時43歳で、李三俊・在日朝鮮人大阪府商工会理事長の経営する中華料理店「宝海楼」の店員をしていた。その後辛光洙は原さんになりすまし日本に不法入国、工作活動をしていた。偽造パスポート、運転免許証、国民健康保険証まで取得し、1985年2月、原さん名義の旅券を持って韓国に入国し逮捕され、韓国当局の取り調べによって原さん拉致事件が明らかにされた。1984年田口八重子さんと結婚、1986年死亡としているが何の根拠もなく、こうした事実はない。
朝鮮語今週の一曲はGO!GO!7188の「こいのうた」、この曲2014年10月にも登場している。日本語放送は1971年のヒット曲加藤和彦と北山修の「あの素晴らしい愛をもう一度」、これは2010年以来の登場である。

1300の「しおかぜ」は6145kHz、同波の中国語が強く、受信状態は悪い。前半朝鮮語、後半1330は日本語放送である。先週並びに昨日と同じ番組である。最初に中波放送開始のアナウンスが出ている。
 「しおかぜをお聞きの皆さん、しおかぜはこれまでの短波放送に加え、ピョンヤン時間7月30日0時から30分間、周波数1431kHzで中波放送を開始することになりました。中波放送も短波放送同様に毎日放送します。
 これからの「しおかぜ」はピョンヤン時間22時30分から0時5分までは短波放送、0時から0時30分までは中波放送、そして1時30分から2時30分までは短波放送でお聞きいただくことができます。新たに始まる中波放送は1431kHz、ピョンヤン時間0時から0時30分に放送します。
 どうかこれからも短波・中波の「しおかぜ」をぜひお聞きいただき、可能な限り私たちに情報をお送りください。私たちは必ず皆さんを救出いたします。」

続いて11月7日「北朝鮮拉致問題解決を願う都民集会」で収録したメッセージが出ている。小池都知事、続いて飯塚繁雄さんのメッセージ。このあたりからしおかぜは消えてしまった。6135kHzのジャミングと中国語につぶされてしまった。

1405の「しおかぜ」は5910kHz、この時間の放送が一番受信状態がよい。開始アナウンスは、
「こちらはJSRしおかぜです。東京から北朝鮮におられる拉致被害者のみなさん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんへ、放送を通じて呼びかけを行っています。しおかぜでは拉致被害者救出、北朝鮮包囲網形成のため、これまでも日本政府とあらゆる形で連携を図ってきました。この時間は日本政府制作による日本語番組「ふるさとの風」をお送りします。最後までお聞きください。」
そして終了アナウンスは、
「こちらはJSRしおかぜです。東京から北朝鮮におられる拉致被害者のみなさん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんへ、放送を通じて呼びかけを行っています。この時間は日本政府制作による日本語番組「ふるさとの風」をお送りしました。拉致被害者の皆さんにはこれまで」放置してきたことをお詫び申し上げます。必ず助け出します。それ以外の方々も自由に日本に戻れるように努力しています。もう少しの間頑張ってください。もしこの放送が受信できなくなった場合には、この近辺を探してみてください。
しおかぜは北朝鮮当局による妨害電波対策のため複数の周波数で放送しています。またほかの北朝鮮向け放送と連携していますので、そちらの時間で夜10時30分から深夜2時30分ごろまでは必ずどこかで放送しています。私たちは皆さんを必ず救出するため様々な努力をしています。番組からの情報を注意して聞いてください。北朝鮮情勢など当局の体制に変化が起きた場合には緊急避難放送もお伝えします。こちらはJSRしおかぜです。東京から北朝鮮におられる拉致被害者のみなさん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんへ、放送を通じて呼びかけを行っています。また明日この時間にお会いしましょう、お体をお大事に、こちらはJSRしおかぜです。」


1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、9560kHzは弱い、9960kHzも弱くジャミングが気になる、しかしいずれも聞き取りは可能である。懐かしい日本の歌「お馬」で始まっている。拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は松木薫さんへ、2016年3月18日福岡西鉄ホールで開催された公開収録でのお姉さん斉藤文代さんのメッセージ。帰国も果たせず、両親が亡くなったことを述べている。同じく2番目のお姉さん松木照代さんから、2016年2月収録のメッセージ。最後に2016年2月収録の弟さん松木信弘さんからのメッセージ。今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」でこれまでと同じである。この番組は2016年4月18日、5月6日、15日、24日、6月2日、11日、20日、29日、7月8日、8月4日、13日、22日、31日、9月9日、18日、27日、10月6日、11月2日、11日と同じ内容である。
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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze