2016年07月31日

中波放送「しおかぜ」延期

予定されていたモンゴルからの中波送信が、事前に漏れたことにより、モンゴル側が保安上の理由から送信を延期しているらしい。マニアのブログから情報が出たとのことだが、他にもネット上にはテスト放送の段階から情報が出ており、こんなルートでしか情報が得られないとしたら、モンゴル側の危機管理も北朝鮮並みとしか言いようがない。

以下調査会ニュース2263から

特定失踪者問題調査会 専務理事 村尾建兒

 日本時間7月29日23:30から放送を開始する予定であった中波放送ですが、放送開始直前の19:00頃、イギリスの配信委託会社から、本日からの送信が出来なくなったと連絡が飛び込んで来ました。具体的には1週間先送りにするとの報告です。

 配信委託会社によると、今回の中波放送に関わる情報がマニアのブログに掲載され、その内容がモンゴルの国家安全保障部門へ流れた事により、セキュリティーに関する問題が浮上した事が原因にあるとしています。

 ご存じの通り、我々の「しおかぜ」は多くの国民からの寄付で運営されており、この中波放送も例外ではありません。よって、ある程度の情報は公開する義務があると考えています。

 ラジオに関しては、メール配信ニュースやホームページ、記者会見等で適時発表していますし、既に短波放送「しおかぜ」内で中波放送に関する告知をしていますので、その番組内容から情報を得て、拡散している可能性もあります。

 どこから中波放送の情報を得たにせよ、なぜそれがモンゴルの国家安全保障部門へと伝わり、送信を直前で停止、延期させる事になったのかが注目され、穿った見方をすれば、第三者が意図的に情報を流し妨害している可能性も無いとは言えません。

 国際情勢から見て、日本、モンゴル、北朝鮮は、横田ご夫妻がめぐみちゃんの娘さんやお孫さんと再会する場所としても提供されるなど、外交上でも意味のある地域と理解出来るでしょう。だからこそこのような事態になった事について、日本の外務省を通じてモンゴル当局に協力要請を求めて頂きたいと考えます。また、このような問題が起きなくなる根本的な解決方法が日本国内からの送信であることは言うまでもありません。

 今回の騒動で、日本国民の中波に対する関心はさらに高まるでしょう。もしこれば妨害であったとすれば、北朝鮮当局は中波放送に脅威を感じている事を露呈した事にもなります。我々は一刻も早い中波送信再開に向け、全力で努力する所存です。皆様のご理解とご支援よろしくお願い申し上げます。

<現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです>
22:00〜23:00 短波5935kHz,5965kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 短波5935kHz,7325kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
23:30〜00:00 中波1431kHz(500kw・調整中)
01:00〜02:00 短波5915kHz,6090kHz,6165kHz(300kW)のいずれか
  
Posted by Hiroshi at 11:54Comments(0)Asia/Oceania

2016年07月31日

7月30日「しおかぜ」

30日の「しおかぜ」は5965kHz、ジャミングは確認できない。八俣の信号も強く受信状態は良好である。土曜日は日本語放送から、先週と同じ番組が出ている。
「しおかぜ」が中波放送も始めるというお知らせから。 「しおかぜはこれまでの短波放送に加え、ピョンヤン時間7月30日0時から30分間、周波数1431kHzで中波放送を開始することになりました。中波放送も短波放送同様に毎日放送します。これからの「しおかぜ」はピョンヤン時間22時30分から0時5分までは短波放送、0時から0時30分までは中波放送、そして1時30分から2時30分までは短波放送で聞くことができます。」
続いて7月15日に札幌で「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録が開催されたこと。7月16日に山口県に脱北者とみられる北朝鮮籍の男性が保護されたというニュースなど。
1324:17に「日本政府からのメッセージ」が出ている。7月15日に札幌市内で「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録~希望の光、届け海を越えて!~が開催されたという内容である。後はいつものように日本への緊急連絡用電話番号などの告知がされている。
1405の「しおかぜ」は7325kHz、この周波数もジャミングは確認できない。この時間は「ふるさとの風」が放送されている。

1300代の9900と9950kHz、朝鮮語はジャミングもなくクリアーである、しかしいつものように1318にジャミングが出現9950kHzは騒々しくなってきた。このジャミング、9910から9980kHzの間広範囲に出している。この時間は毎日同じ番組である。

1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、ジャミングは9950kHzに垂れ流しである。台湾送信の9560kHzが早く聞こえている。懐かしい日本の歌「春の歌」で始まった。拉致問題開設は有本恵子さんの事案について。1983年7月ごろコペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、松木薫さんら3人はよど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に家族全員死亡と北朝鮮は虚偽報告している。
ふるさとの声は有本恵子さんご家族からのメッセージ、お父さん有本明弘さんから、2015年8月日本政府制作のビデオメッセージ。続いてお母さん有本加代子さんから、2015年3月収録メッセージと2015年8月日本政府制作のビデオメッセージが出ている。
今日の一曲は1968年のヒット曲、ザ・タイガースの「花の首飾り」、この番組は2016年4月21日、5月1日、10日、19日、28日、6月6日、24日、7月3日、12日、21日と同じ内容である。

昨日から中波でも「しおかぜ」が放送されているはず。1430-1500の1431kHzがモンゴル中継で出ている。当方ではローカル局が強く確認できない。
  
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze