2014年06月01日

5月31日「しおかぜ」

今年中には何人かの拉致被害者が帰ってくるのではないかと期待をする報道まで現れた。そういうことではないだろう、何もこれから調査しなくても北朝鮮ではすでに、どこに誰が住んでいるかは全て分かっていること。要はトップがどう判断するかだけだ。誰を返し、誰を残し、誰それは入国していない、A~Zさんは本人の意思で留まる・・・それを決めるだけである。

5月の最終日、日本全国真夏の気温である。1300の9950kHz、ジャミングは9955から9960kHzに集中して出ている。9955kHzはRMIへのキューバから、9960kHzはクメール語へのジャミングが出ている。従って9950kHzへの北朝鮮からのジャミングは良くわからない。1330の日本語放送とともによく聞こえている。

1330の「しおかぜ」は6135kHz、まだジャミングの中へ自爆しているが、電波は強く比較的良好な受信状態である。土曜日は朝鮮語放送から、1352:55に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半1400は日本語放送、チェリョンヘ(崔竜海)が左遷された理由ついて韓国の新聞からの報道。韓国への脱北者二世たちが日本への帰国を希望しているというニュース。
「北送僑胞脱者」の多数が故郷日本を訪問した。遠い親戚から冷遇を受け、日本の故郷を淋しく帰ってる人もいる 。近い親戚がいない人々は、懐かしさだけを抱て生きる。愛とい う言葉には「お母さん」と「故郷」という修飾語が付く。このように誰でも、生まれ育った所を愛することに理由はない。
あの酷寒北朝鮮、自由と人権を探せぬ「独裁国」 、「強盗の国」、「人間であることを放棄」しなければ生きられない国、「自尊心」を捨てなければ生きられない北朝鮮で一時も忘たことがない故郷、一度は必ずの香りを思う存分嗅いでみた親しい所、「一時は私を人間として生かしてくれた所」、そが私の故郷日本だ。
1422:28に「日本政府からのメッセージ」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは分からない、パラオの電波は強く1300台よりはるかに受信状態は良好である。なつかしい日本の歌「お馬」で始まっており、9日前の番組が出てきた。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がばれて急遽死亡確認書をねつ造したもの。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんと松木照代さんからで2014年2月28日の収録と新しくなっている。続いて弟さん松木信弘さんからのメッセージは2012年12月15日収録。また高校時代の恩師松村六郎先生から2010年9月の収録メッセージも出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。
1.お母さん叶うものなら お母さん一目だけでも逢いたい
  お母さんあれから随分と お母さん季節は巡り過ぎた
  生きているうちに 何時の日か日本へ帰り
  あなたの胸に飛び込んで 思い切り泣きたい
  お母さんも一度食べたい ちょぴり酸っぱいところてん

2.お母さん手紙も出さずに お母さん僕を許して下さい
  お母さん冷たい冬が来る お母さん身体を大切に
  春はまだ遠い最果ての ここは北の国
  誰がこの僕を連れ出して 早く逢いたい
  お母さんそれまで元気で 薫は必ず帰ります
この番組は2014年4月7日放送分から一部メッセージが更新され、最後の周波数アナウンスも9960kHzに変更されている、4月7日、16日、24日、5月4日、13日、22日と同じ内容である。
1600の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは分からない、受信状態は良好である。1430の9960kHzと同じ番組が出ている。正味30分番組のため、最後の周波数アナウンスが途中でカットされた。

1600の「しおかぜ」は6090kHz、ジャミングは全く無い、出ていない。前半朝鮮語、後半1630は日本語放送ともに受信状態は極めて良好である。1330の6135kHzと同じ番組である。
崔竜海軍総政治局長解任について韓国の新聞からの報道。次いで、韓国への脱北者二世たちが日本への帰国を希望しているというニュース。1652:26に「日本政府からのメッセージ」が出ている。

1600の「殉教者の声」は5月29日からまた周波数を変更、7505kHzへ移動している。31日現在もクリアーに聞こえている。
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