2014年05月30日

5月29日「しおかぜ」

三日間ストックホルムで開かれた外務省局長級協議の結果が伝えられている。拉致され何十年もたっているのにいまだにこれから再調査をするという何とも理解しがたいことをやっている。過去ことごとく反故にされてきたことを考えればとても信じられないこと。それでも当事者は一途の望みを託すのだろう。なぜもっと本当のことが言えないのか。北朝鮮側の報道は制裁措置解除がメインで、拉致問題はどこへ?、それでも「朝鮮の声」日本語放送でも約4分間にわたって詳細が伝えられた。北朝鮮の放送で「拉致」という言葉が出ることは極めて異例のことである。日本のメディアの情報操作にはくれぐれも要注意。

そんな中29日も変わり映えの無い放送は続いている。1300の9950kHzはジャミングはいつも出てくるが内容の聞き取りはできるレベル。この時間は毎日同じ番組が出ている。

29日の6135kHzはめまぐるしく変化している。北朝鮮のスーパージャミングが出たり止まったり。海外向け放送もすべて止まっている時間がかなりある。インフラの老朽化が深刻だ。
1256:55にスーパージャミングが出いは、VOFがよく聞こえている、そして「しおかぜ」へのジャミングは1318に出現、そこへ1318:30過ぎからまたスーパージャミングも追い打ちをかけてきた。これもまた開始直前1326に停波、「しおかぜ」の英語放送がクリアーに聞こえだした。しかしこれもつかの間、138:12にいつもの状態に戻ってしまった。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは出ているがほとんど影響はない。懐かしい日本の歌「たなばたさま」で始まった。拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月ごろヨーロッパへ出かけたまま行方不明に。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯がかかわっている拉致事件だ。ふるさとの声は石岡亨さんへ、2014年1月21日のお兄さん石岡章さんからの手紙が代読されている。 今日の一曲はこれまでと同じである。1977年のヒット曲狩人の「あずさ2号」、この曲で一躍有名になった新宿発の列車だ。意図しないで旅立ったまま、生涯帰ることのできない人はどんな思いで聞くのだろう。
1455の周波数アナウンスは5月2日放送分から差し替えられている。この番組は2014年5月2日、11日、20日と同じ内容である。

1600の「ふるさとの風」は9960kHz、この時間にしては若干ジャミングが気になる。内容に聞き取りは可能である。1630放送終了後、ジャミングが残っているのがよくわかる。

1516:47にジャミングを出してきたが弱い。CNR2が十部bb聞こえている、6135kHzにスーパージャミングとは別に出しているレベルと同じだ。1330と同じ英語放送がクリアーに聞こえている。

29日の海外の放送もABCは安倍総理の発表をトップで伝えていた。
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