6135kHzには韓国国防部の放送が出てきて以来注目の周波数だ。今のところこの放送に対する北朝鮮のジャミングは無い。しかし「しおかぜ」が出ることからいつもかなり早くにジャミングを出すこともある。昨日は出なかったジャミングが、1021~1106頃にも出している。これはジャミング送信機のウォーミングアップでもしているのではないか。そして1217:45にまたピコピコとジャミングを出してきた。一時間以上も前から垂れ流しをやっている。これも「しおかぜ」に対するもので「自由の声」を意識してのジャミングではない。この6135kHzと同じ時間1021と1217に9950kHzへもジャミングを出している。
その9950kHz、1300の朝鮮語は信号も強くジャミングの中比較的よく聞こえている。一週間続いた最後の番組である。
そして1330の6135kHz、ジャミングをほぼブロックしながら「しおかぜ」日本語放送が出てきた。先週と、昨日1400、1630と同じ番組が出ている。「もう我慢できない、今年こそ結果を国民大集会」の模様が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングとFSK波の混信で受信状態は悪い。懐かしい日本の歌「たなばたさま」で始まった。拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月ごろヨーロッパへ出かけたまま行方不明に。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯がかかわっている拉致事件だ。ふるさとの声は石岡亨さんへ、2014年1月21日のお兄さん石岡章さんからの手紙が代読されている。3月18日放送分から新しいものと差し替えられている。
今日の一曲はこれまでと同じである。1977年のヒット曲狩人の「あずさ2号」、この曲で一躍有名になった新宿発の列車だ。意図しないで旅立ったまま、生涯帰ることのできない人はどんな思いで聞くのだろう。
この番組は2014年5月2日と同じ内容であるが1455の周波数アナウンスは5月2日放送分から差し替えられている。