2014年04月09日

4月8日「しおかぜ」

1300の「イルボネパラム」朝鮮語放送、いつものようにジャミングは出ているが、台湾の信号も強く内容の聞き取りは可能である。1330の「ふるさとの風」はジャミングも停波し、受信状態は良好である。ニュース解説は「北朝鮮のミサイル発射と核実験の可能性について」、ふるさとの声は市川修一さんへ、お兄さんの市川健一さん龍子さんご夫妻からのメッセージで2014年4月収録の新しい内容である。
朝鮮語今週の一曲はチェッカーズの「夜明けのブレス」、日本語は研ナオコの「ラララ」、これらの曲はいずれも2年前に登場している。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、放送開始前からジャミングが聞こえるのは6003kHzスーパージャミングのおこぼれである。いつものジャミングは出てこない、8日火曜日は中国語放送から始まった。受信状態は極めて良好である。後半1400は朝鮮語放送、失踪者の氏名が読み上げられている。放送終了までジャミングの出ることはなかった。一時間ベストコンディションで受信できた。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは9950kHzと同じくかなり強力である。懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんと共に拉致された増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。 工作員に悪用されるかもしれないという理由での戸籍抹消と、父親死亡後に回復したいきさつなどが話されている。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。るみ子さんの友人3人からのメッセージは2007年の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがよく歌っていたという曲。
髪形が かわりましたね
秋風に よく似合いますね
何か悲しいこと あったのでしょうか
コバルトが 目にしみますね
誰だって 秋は独りですね
だから今朝はなにも 話しかけません
しあわせの手ざわりが
いまとても懐しく
足早に過ぎて行く この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです

風の日は きらいでしたね
忘れたい 何かあるのですね
だけど人はきっと 愛しあえるでしょう
コバルトが 目にしみますね
誰だって 過去はつらいですね
だから明日のこと 話してみませんか
ひとりぼっちだったから
やさしさが 好きでした
絶えまなく揺れている この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです
あなたを 見失いたくないのです
この番組は2013年11月15日、24日、12月3日、21日、30日、2014年1月8日、17日、26日、2月4日、13日、22日、3月3日、21日1600、30日と同じ内容である。すべて再放送のため周波数アナウンスも古いままである。放送終了間際1457:22にジャミングは止まった。

1600の「ふるさとの風」は9960kHz、放送開始直後1604にジャミングが出てきたがそれほど強くはない。1430と同じ番組がよく聞こえている。
この時間同じパラオ送信で9930と9950kHzでTOMさんが出ている。9930kHzが一番強い、次いでこの9960kHz、9950kHzは若干弱い。

1600の「しおかぜ」は6165kHz、ジャミングは1509:50に出してきたが1544に停波、そのまま放送は始まった。中国語がクリアーに聞こえている。放送終了までジャミングの出ることはなかった。電力不足は深刻で、北朝鮮にとっては必要なジャミングも出せない状態が頻発している。
その一方で、意味不明は6135kHzなどへのスーパージャミングの垂れ流しは続いている。


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