2014年03月12日

3月11日「しおかぜ」

11日の9950kHz、ジャミングが強く受信状態は悪い。朝鮮語・日本語放送どちらもほぼジャミングと互角の勝負。内容の聞き取りは可能である。このあと1430の9960kHzへジャミングが移動している。

1330の「しおかぜ」は6135kHz、ジャミングの中中国語が聞こえている。受信状態はおおむね良好である。1355:40に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半1400は朝鮮語放送である。いずれも失踪者の氏名読み上げが出ている。1425:26にも「日本政府からのメッセージ」が出ている。放送終了後の1436:56にジャミングは止まった。

その9960kHzはなつかしい日本の歌「お馬」で始まっている。幾分パラオの電波が強く聞き取りは十分できる。拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がばれて急遽死亡確認書をねつ造したもの。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんからで2013年2月4日の収録。1444:45にジャミングが聞こえなくなった、止まってしまったようだ。以降クリアーに聞こえている。弟さん松木信弘さんからのメッセージは2012年12月15日収録。また高校時代の恩師松村六郎先生から2010年9月の収録メッセージも出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。
1.お母さん叶うものなら お母さん一目だけでも逢いたい
  お母さんあれから随分と お母さん季節は巡り過ぎた
  生きているうちに 何時の日か日本へ帰り
  あなたの胸に飛び込んで 思い切り泣きたい
  お母さんも一度食べたい ちょぴり酸っぱいところてん

2.お母さん手紙も出さずに お母さん僕を許して下さい
  お母さん冷たい冬が来る お母さん身体を大切に
  春はまだ遠い最果ての ここは北の国
  誰がこの僕を連れ出して 早く逢いたい
  お母さんそれまで元気で 薫は必ず帰ります

この番組は9日前の2013年11月14日、23日、12月2日、11日、29日、2014年1月7日、16日、25日、2月3日、12日、21日、3月2日と同じ内容である。放送終了までジャミングの再開はなかった。

1600の「ふるさとの風」は9780kHz、ジャミングは全くない、周波数は正確に出ている。1430の9960kHzと同じ番組、受信状態は良好である。

同じく1600の「しおかぜ」は5910kHz、1556:32にジャミングが出てきた。八俣からの信号は強力でほとんど気にならないレベルだ。1330の6135kHzと同じで中国語と朝鮮語の放送が出ている。ジャミングは1742:32まで垂流しが続いた。

11日は1600以降のアクセス数が急に増え、500人以上の閲覧数となった。
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