2014年03月11日

ふるさとの風348週

3月10日、月曜日からまた番組が一部変わる。と言ってもニュース解説だけだが。1300の9950kHzはジャミングは全く出ていない。このところ6435/6348kHzのスーパージャミングもいきなり止まることが間々あり、電力不足の深刻さがうかがえる。
ニュース解説は「中国の専門家の見方」について。1333:40あたりからジャミングを出そうとうかがっている、うまくスイッチが入らないのか、出したり止めたり、1335に連続して出るようになった。ふるさとの声は田口八重子さんへ、飯塚繁雄さんと本間勝さんからのメッセージ、2014年2月1日の収録。先週に続き朝鮮語・日本語ともに「今週の一曲」はなし。

1330の「しおかぜ」は6135kHz、ジャミングは全くない、信号は極めて強く受信状態は良好である。こちらも同じ1335にジャミングを出してきた。月曜日は失踪者の氏名生年月日の読み上げである。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、懐かしい日本の歌「ないしょばなし」で始まった。9950kHzに出ていたジャミングは止まってしまった。受信状態は良好である。
拉致問題解説は曽我みよしさんについて。1978年8月12日夜、佐渡島からひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった事例でもある。
その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、国際手配をして犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。関係者はいまも日本国内で通名も使い普通に生活している特別永住許可者の一人である。
ふるさとの声は曽我みよしさんへ、2011年9月27日収録の曽我ひとみさんの日本語と朝鮮語(放送では韓国語と言わされている)によるメッセージが出ている。この年、ひとみさんは52歳、みよしさんは80歳である。
今日の一曲は1980年のヒット曲、オフコースの「さよなら」、この曲は2011年5月や2012年3月に、2013年9月の今週の一曲などで登場している。
もう 終わりだね 君が小さく見える
僕は思わず君を抱きしめたくなる
「私は泣かないから このままひとりにして」
君のほほを涙が 流れては落ちる

「僕らは自由だね」 いつかそう話したね
まるで今日のことなんて思いもしないで
さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬
愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ
愛は哀しいね僕のかわりに君が
今日は誰かの胸に 眠るかも知れない
僕がてれるから誰も見ていない道を
寄りそい歩ける寒い日が 君は好きだった

さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬
愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ

さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬
愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ
さよなら さよなら さよなら もうすぐ外は白い冬
愛したのはたしかに君だけ そのままの君だけ

外は今日も雨 やがて雪になって
僕らの心のなかに 降り積るだろう
降り積るだろう

この番組は2013年11月13日、22日、12月1日、10日、19日、2014年1月15日、24日、2月2日、11日、20日、3月1日と同じ内容である。
1600の「ふるさとの風」は9780kHzの台湾送信、ジャミングはない、受信状態は極めて良好である。また周波数は正確に出ている。受信状況から違う送信機と思われるが、なぜ日々違う送信機から出るのか?

1600の「しおかぜ」は5910kHz、ジャミングは全くない、信号も強力でローカル局並みである。月曜日は失踪者・拉致被害者の氏名が読み上げられている。放送終了までジャミングの出ることはなかった。
1530-1630に6295kHzで放送されている「自由北朝鮮放送」は、ジャミングがまだ以前の6275kHzに垂れ流しにままである。6250kHzへのジャミングと共用で、この一時間だけ6275kHzへ出している。スーパージャミングの送信機は簡単に周波数変更ができないようで、2週間たっても旧周波数への無意味な垂れ流しが続いている。ジャミングの出し方一つを見ても北朝鮮の管理能力が全くないことがわかる。

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