海外からのラジオ放送

10日月曜日からまた新しい番組である。今週で通算344週目の放送となる。1300の9950kHzは朝鮮語、日本語放送ともによく聞こえている、ジャミングは全くない。
まずニュース解説から、「南北離散家族再会について」。拉致問題解説は拉致問題に対する日本政府の対応について、2002年の拉致被害者支援法に基づき、2007年までに17人を拉致被害者に認定したことなど。拉致の実行犯に対しては10人を特定し、国際手配していること、その氏名などが放送されている。
地村さん夫妻と原敕晁さん拉致の主犯である北朝鮮工作員辛光洙（シン・グァンス）
蓮池さん夫妻拉致の実行犯である北朝鮮工作員小住健蔵ことチェ・スンチョル、共犯者としてハン・クムニョン（自称 韓明一）、キム・ナムジン、
曽我さん親子拉致実行犯で工作員、キム・ミョンスク
石岡亨さん、松木薫さん拉致の実行犯である「よど号」犯人の妻森順子及び若林（旧姓：黒田）佐喜子
有本恵子さん拉致の実行犯である「よど号」犯人・魚本（旧姓・安部）公博
久米豊さん拉致事件の主犯格である北朝鮮工作員・金世鎬（キム・セホ）
原敕晁さん拉致の共犯者として金吉旭（キム・キルウク）

ふるさとの声は市川修一さんへ姉の市川龍子さんから、増元るみ子さんへ同級生の刈谷達郎さんからのメッセージが2013年2月の収録で出ている。今週の一曲は無し、後はいつものエンディングである。

1330の「しおかぜ」は5910kHz、強烈なジャミングが1318：40に出てきた。月曜日は失踪者の氏名生年月日が読み上げられているがかなり聞きづらい。1358:48に「日本政府からのメッセージ」が出ている、この直後1359:58にジャミングが止まり後半はクリアーに聞こえている。しかし1423:58にジャミング再開鬱陶しい。1436:41にジャミングは止まった。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、パラオの電波は強でジャミングは分からない、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌は「たなばたさま」と「月の砂漠」の2曲から始まった。
拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月頃、大学生の頃ヨーロッパで有本恵子さんらと共に行方不明、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。これもよど号ハイジャック犯がかかわっている拉致事件だ。
ふるさとの声は石岡亨さんへ、2013年1月23日付のお兄さんからの手紙が代読されている。
今日の一曲は1977年のヒット曲狩人の「あずさ2号」、この曲で一躍有名になった新宿発の列車だ。意図しないで旅立ったまま、未だに帰れない人はどんな思いで聞くのだろう。
　　明日私は　旅にでます
　　あなたの知らないひとと二人で
　　いつかあなたと行くはずだった
　　春まだ浅い信濃路へ
　　行く先々で想い出すのは
　　あなたのことだと　わかっています
　　そのさびしさが　きっと私を
　　変えてくれると　思いたいのです

　　さよならは　いつまでたっても
　　とても言えそうにありません
　　私にとって　あなたは今も
　　まぶしいひとつの青春なんです
　　８時ちょうどのあずさ２号で
　　私は　私は　あなたから旅立ちます

　　都会のすみで　あなたを待って
　　私は季節に取り残された
　　そんな気持ちの中のあせりが
　　私を旅に誘うのでしょうか
　　さよならは　いつまでたっても
　　とても言えそうにありません
　　こんなかたちで終わることしか
　　できない私を許してください
　　８時ちょうどのあずさ２号で
　　私は　私は　あなたから旅立ちます

　　さよならは　いつまでたっても
　　とても言えそうにありません
　　こんなかたちで終わることしか
　　できない私を許してください
　　８時ちょうどのあずさ２号で
　　私は　私は　あなたから旅立ちます
この番組は9日毎の再放送、2013年11月12日、21日、30日、12月9日、18日、12月27日、2014年1月23日、2月1日と同じ内容である。

1600の「ふるさとの風」は9780kHz、台湾からの電波は強力である、ローカル局並の強さ、S9+30dB以上である。周波数も正確に出ている。1430の9960kHzと同じ番組である。

1600の「しおかぜ」は5975kHz、ジャミングなしで始まったが、1606:46にピコピコとうるさいのが出てきた。それでも内容の聞き取りは可能である。受信する場所とアンテナの方向で相当ジャミングの聞こえ方に差が出てくる。失踪者氏名の読み上げ、1628:48に「日本政府からのメッセージ」が出ている。1647:27にジャミングが止まった、八俣の信号もやや弱くなりノイジーである。1655:32にもメッセージが出て番組終了。