1月15日のNHKニュースで被害者家族の高齢化と「しおかぜ」の放送が取り上げられた。松木スナヨさんは2014年1月11に92歳で亡くなったこと、最も若くても78歳という横田早紀江さん、毎日2時間の「しおかぜ」が放送されていることも伝えていた。事実関係を伝えただけの無難な放送である。政府の無策ぶりを問うことはなかった。拉致事件報道には消極的なNHKにとっては久しぶりの報道かもしれない。
1300台の9950kHz、台湾送信は今日も強力である。この時間は一週間同じ番組が出ている。拉致問題インフォメーションは12月19日ニューヨークで開催された国連総会で北朝鮮に対して拉致問題を含む陣形問題の決議が9年連続で採択されたことなど。ニュース解説は南北関係の新たな動きについて。
拉致問題解説は2004年に開かれた第二回日朝首脳会談についてとその後について。これにより5家族の帰国が実現したこと。その後実務者会談が開かれるも誠意のない対応に終始、以来拉致問題は解決済みという態度を貫いている。ふるさとの声は松木薫さんへ、お姉さんの斎藤文代さんのメッセージで2013年4月6日収録。
1330の「しおかぜ」は5910kHz、15日水曜日は拉致被害者失踪者家族からのメッセージが出ている。
1965年失踪の坂本とし子さんへ、お姉さん亀山葉子さんからのメッセージ、
1968年失踪の斉藤裕さんへ、お姉さんの斉藤由美子さん、お兄さんの斉藤和美、ご友人の稲井英好さんからのメッセージ。
1973年失踪の古川了子さんへ、お姉さん竹下珠路さんからのメッセージ、「ふるさと」の歌も披露された。
1974年失踪の山下春夫さんへ、お兄さん山下寛久さんからのメッセージ。
1977年拉致された横田めぐみさんへ、お母さんの早紀江からのメッセージ。
1982年失踪の藤山恭郎さんへ、お父さんの穣さん、お母さんの次女さんからのメッセージ。
1352:08からに曲が流れている、そしていつもの時間1355:38に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
後半1400からも拉致被害者らへの家族からの肉声による呼びかけが出ている。引き続きジャミングが強く受信状態は悪い。
1972年拉致された田口八重子さんへ、お兄さんの飯塚繁雄さん、本間勝さんからのメッセージ。
1978年拉致された増元るみ子さんへ、お姉さんの平野フミ子さん、弟さんの増元照明さんから。
1980年拉致された松木薫さんへ、お姉さんの斉藤文代さんから。
1982年失踪の堺弘美さんへ、お母さんのシズさんから。
1983年拉致された有本恵子さんへお母さんの有本嘉代子さん、お父さんの有本明弘さんから。
1991年失踪の森本規容子さんへ、お母さんの幸子さんからのメッセージ。
この後1425:37にも「日本政府からのメッセージ」が出ている、これは「ふるさとの風」のコマーシャル、放送スケジュールなどがアナウンスされている。
この番組は2013年11月6日、12月4日と同じ内容である。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、懐かしい日本の歌「ないしょばなし」で始まった。ジャミングも全くなくクリアーに聞こえている。
拉致問題解説は曽我みよしさんについて。1978年8月12日夜、佐渡島からひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった事例でもある。
その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、国際手配をして犯人の引き渡しを求めているという、こんなの北朝鮮に対しては全く意味のないこと。関係者はいまも日本国内で通名も使い普通に生活している特別永住許可者。
ふるさとの声は曽我みよしさんへ、2011年9月27日収録の曽我ひとみさんの日本語と朝鮮語(放送では韓国語と言わされている)によるメッセージが出ている。この年、ひとみさんは52歳、みよしさんは80歳である。
今日の一曲は1980年のヒット曲、オフコースの「さよなら」、この曲は2011年5月第4週や2012年3月に、2013年9月の今週の一曲でも登場している。終了5分ほど前から9955kHzにCNR1ジャミングが出るため若干被りが出てくる。
この番組は2013年11月13日、22日、12月1日、10日、19日と同じ内容である。