2014年01月01日

12月31日「しおかぜ」

2013年最後の放送、今年も何も変わることなく放送は続けられた。1300台の9950kHz、朝鮮語放送は比較的よかったが、後半1330からの「ふるさとの風」はかなり信号も落ちてきた。ノイジーな受信状態である。

1330の「しおかぜ」は5910kHz、ジャミングは確認できない。31日火曜日は朝鮮語放送が出ている。上下5kHzに出ているCRIロシア語に挟まれているが、受信状態は概ね良好である。1352:50に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
後半1400は日本語放送、下からの被りがなくなり若干受信状態が向上してきた。ニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」は韓国軍に日本の自衛隊から銃弾一万発が提供されたことについて。南スーダンに展開する韓国軍に緊急を要するとしてPKO活動に必要と判断し行われた。北朝鮮の官僚が家族とともに韓国に亡命したというニュース。この際多額の外貨を持っていたが特にこれには言及しなかったとか。
北朝鮮改革放送からのニュース、1422:28に「日本政府からのメッセージ」が出ている。内容は人権週間、ふるさとの風開催と新しい内容である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全く聞こえない、受信状態はいつものように良好である。懐かしい日本の歌は「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ高田のベビーホテルに子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮は、こうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」と述べていたことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「夫(原さん)の死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明の信憑性も疑わしい。
これらの事実から、北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠蔽しようという姿勢が見え隠れしている。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、2013年2月収録でお兄さんの飯塚繁雄さんから。同じくお兄さんから本間勝さん2013年9月16日国民大集会での収録メッセージ。続いて2013年4月27日の国民大集会での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。
今日の一曲、1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、過去何年も前から使われている、最近ではちょうど一年前にも登場している。
この番組は2013年11月16日、25日、12月13日、22日と同じ内容である。
1600の「ふるさとの風」9780kHzは全く影も形もなし、キャリアーすらわからない。全く受信不可能。

同じく1600の「しおかぜ」は5975kHz、ジャミングは聞こえない。通常なら1330と同じ構成のはずだが、日本語放送が出てきた。日本時間では2014年1月1日最初の放送ということで例年通り国歌「君が代」で始まっている。新年のあいさつが出て、この後は1400の5910kHzと同じ番組である。
韓国軍に日本の自衛隊から銃弾一万発が韓国と国連軍の要請により無償提供されたことについて。この後のニュースがカットされている。
続いて北朝鮮改革放送からのニュースは張成沢と一緒の処刑された幹部らについて。この後はこの20年間の北朝鮮の権力闘争について。1622:27に「日本政府からのメッセージ」が出ている。続いて周波数アナウンス、1624:28に緊急放送ISが出ていつもの電話番号などが紹介されている。
後半1630は朝鮮語放送、日本語放送同様「君が代」で放送開始。1330と言語が逆になったのは、いきなり君が代の後朝鮮語ではまずいと考えたのだろう。

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