12月26日に周波数変更した「しおかぜ」にまたジャミングが復活した。29日の5910kHzは1312:22にジャミングが出現、1330からは日本語放送が出ている。内容の聞き取りは可能である。昨日に続き2011年12月11日に行われた一万キロ現地調査第4回の際に失踪関連現場などで収録された拉致被害者家族らのメッセージが放送されている。
市川修一さんへ、お兄さんの市川健一さんと奥様の龍子さんから、最後に写真を撮った薩摩湖での収録。
増元るみ子さんへ 弟の照明さんと奥様の俊子さんから、最後に写真を撮った現場(薩摩湖)、奥様の声は宮崎市内での収録。
園田一さん俊子さんへ 娘の前山利恵子さんとそのご主人の光秋さん 大崎町園田さん自家跡で収録。
田中正道さんへ、妹の村岡育世さん、同じく大崎町園田さん自家跡での収録。
林田幸男さんへ、奥さんの幸代さんと弟さんの勝利さんから、宮崎市大淀川河口のマリーナ、通称タンポリで収録。
水居明さんへ、長男の水居徹さんから、同じく宮崎市大淀川河口のマリーナ、通称タンポリで収録。
岩本美代子さんへ、叔父さんの小松としおさんとご友人の津曲くみさん、菊池かよこさん、今井えいこさんから、宮崎市(旧佐土原町)の車が見つかった石崎浜で収録。
続いて拉致被害者救出に向けての歌、「あなたを忘れない」が出ている。作詞作曲はしおかぜネットワークに加盟する「映像教育研究会」代表の稲川和男氏、歌は家族会事務局長の増元照明夫妻と横田夫妻。
■作詞・作曲 稲川和男
■補作・編曲 竹野康之
■歌・増元照明・俊子ご夫妻
■コーラス・横田滋・横田早紀江ご夫妻、ご家族、支援者
1. 風は波を誘(いざな)い
波は奇せては返し
今日の希(ねが)いを 彼方ヘと運ぶ
懐かしい山並み 光るせせらぎ
語り明かした あの橋のたもと
ひとつひとつが あの日のままで
思い出の辻に 今も佇(たたず)む
あなたが 故郷(ふるさと)を
忘れていないように
私たちも あなたを 片時も忘れない
だから耐えて 強く生き抜いて
きっと、きっと救け出すから
だから どうか 強<生き抜いて
きっと きっと救け出すから
2. あの日見せた微笑み
今もなお甦る
今日もあなたの面影が浮かぶ
口喧嘩してすぐ 笑い転げて
ともに帰った夕焼けの道
いつか叶える 夢があるよと
あの日交わした 笑顔と言葉
あなたが その胸に
幾度か描いた夢
叶えるため 明日も 夢を諦めない
海を越えて 届けこの希(ねが)い
きっと、きっと救け出すよと
叫ぶ声を どうか聞き届けて
きっと きっと救け出すから
1354:53に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
後半1400からも日本語放送で、2012年千葉で行われた一万キロ現地調査第5回の模様が放送されている。
1985年旭市で失踪した伊藤勝さんへ、奥さんの静子さんからのメッセージ自宅近くでの収録、
1974年千葉市で失踪の遠山常子さんへ、お姉さんの小川正子さんから、市原市役所での収録。
1973年7月7日に失踪した古川了子さんへのメッセージ、最後に目撃された市原市内の美容室前で収録、姉の竹下珠路さん、妹の足立友子さん、義姉の古川宣子さんから。
続いて千葉市での収録、1974年に失踪した、関谷俊子さんへ姉の関谷栄子さんから。
峰島英雄さんへ義姉の関谷栄子さんから。
続いて第6回現地調査大阪での現場から、2003年大阪で失踪の高見到さんへ、お父さんの高見明さんから、大阪府庁内会見場で収録。
1991年失踪の福山ちあきさんへ、お母さんの福山はるみさんから、当時住んでいた自宅前で収録。
1987年失踪の尾上民公乃さんへ お父さんの尾上支征さんから、最後に目撃された心斎橋近くのビルで収録。
1983年ヨーロッパで拉致された有本恵子さんへ、ご夫妻からのメッセージ、神戸市内での収録。
1997年神戸で失踪の加藤小百合さんへ、お母さんの浅野恵美子さん、お姉さんの玉木まゆみさんから。
1975年高砂市で失踪の萩本義彦さんへ、奥さんの弘子さん、お兄さんの明弘さんから。
1995年滋賀県で失踪の福本勝利さんへ、お母さんのえりさんから。
1427:17に「日本政府からのメッセージ」が出ている、この番組は2011年12月29日、2012年1月9日、4月27日、5月11日、27日、2013年1月3日の再放送である。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全くない、聞こえない、パラオからの電波も強力である。受信状態は極めて良好である。
懐かしい日本の歌は「お馬」で始まった。拉致問題解説は松木薫さんについて。一部新しい収録メッセージが使われている。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がばれて急遽死亡確認書をねつ造したもの。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへ、松木さんのお姉さん斉藤文代さんからで2013年2月4日の収録。弟さん松木信弘さんからのメッセージは2012年12月15日収録。また高校時代の恩師松村六郎先生から2010年9月の収録メッセージも出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。
1.お母さん叶うものなら お母さん一目だけでも逢いたい
お母さんあれから随分と お母さん季節は巡り過ぎた
生きているうちに 何時の日か日本へ帰り
あなたの胸に飛び込んで 思い切り泣きたい
お母さんも一度食べたい ちょぴり酸っぱいところてん
2.お母さん手紙も出さずに お母さん僕を許して下さい
お母さん冷たい冬が来る お母さん身体を大切に
春はまだ遠い最果ての ここは北の国
誰がこの僕を連れ出して 早く逢いたい
お母さんそれまで元気で 薫は必ず帰ります
この番組は9日前の2013年11月14日、23日、12月2日、11日と同じ内容である。