1300の「イルボネパラム」は9950kHz、朝鮮語放送はクリアーに聞こえている。続く「ふるさとの風」も受信状態は良好である。一週間続いた332週最後の番組が出ている。朝鮮語今週の一曲は工藤静香の「嵐の素顔」。1330の「ふるさとの風」もクリアーに聞こえている。12月10日からの北朝鮮人権問題啓発週間について。12月14日に政府主催シンポジウム「拉致問題解決に向けて~専門家100人大討論会~」開催の告知や、12月16日のふるさとの風コンサート~「北朝鮮拉致被害者」救出を誓う音楽の集い~の案内が出ている。
1330の「しおかぜ」は5910kHz、ジャミングは出ていない、若干八俣からの電波が弱く上下からのガザツキがある。先週と同じ番組で11月8日~10日に行われた一万キロ現地調査第18回山口県での模様が放送されている。11月8日は河田君江さん失踪関連現場調査、今回は元工作員も初めて同行しての調査となった。
9日青海島で工作員が上陸した現場の調査、山口市内西村京子さんの両親のメッセージ。10日は西村京子さん・西村三男さん失踪関連現場調査。宇部市では国広富子さんの自宅で収録した妹さん辻口文子さんのメッセージが出ている。
山口県は以前から蜜入国の多いところ。朝鮮半島情勢はアメリカで出た北朝鮮崩壊のシナリオについて。1652:26に「日本政府からのメッセージ」が出ている。この中で北朝鮮人権集会や、拉致問題啓発コンサートの開催が告知されている。
緊急放送ISに次いでいつもの日本への連絡電話番号などのアナウンスが出ている。
後半1400は同内容の朝鮮語放送、24日は短波帯全般に低迷、受信状態は総じて悪い。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、パラオ送信は強力で、ジャミングも全く聞こえない。受信状態は極めて良好である。懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて、1978年8月12日行方不明に。市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然、2004年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんと共に拉致された増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。 工作員に悪用されるかもしれないという理由での戸籍抹消と、父親死亡後に回復したいきさつなども話されている。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴え、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これらは2013年2月の収録。るみ子さんの友人3人からのメッセージは2007年の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、最近ではこの8月にも登場している。1978年から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがよく歌っていたという曲。
髪形が かわりましたね
秋風に よく似合いますね
何か悲しいこと あったのでしょうか
コバルトが 目にしみますね
誰だって 秋は独りですね
だから今朝はなにも 話しかけません
しあわせの手ざわりが
いまとても懐しく
足早に過ぎて行く この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです
風の日は きらいでしたね
忘れたい 何かあるのですね
だけど人はきっと 愛しあえるでしょう
コバルトが 目にしみますね
誰だって 過去はつらいですね
だから明日のこと 話してみませんか
ひとりぼっちだったから
やさしさが 好きでした
絶えまなく揺れている この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです
あなたを 見失いたくないのです