9日のTBSで「横田めぐみさん生死の損得を分析せよ」 とするニュースが出ていた。元朝鮮労働党で、対南・対日工作などを担当する「統一戦線部」に所属、脱北者の張真晟(チャン・ジンソン)氏の書からの引用である。
拉致事件に関する情報はほとんどがこうした人から、平壌に支局を置くマスコミも存在するが、ここからの情報は皆無。張真晟氏については過去「しおかぜ」でも詩が朗読されている。
2011年5月4日の放送で初めて「私の娘を100ウォンで売ります」が放送されている。以降何回か再放送されている、今年1月に放送されたのが最後だ。
これに先立つ5日の報道特集では、九州でも船ごと行方不明になる失踪事件が起きていたことを伝えている。35年を経て今なお当時の新たな情報が出てきている。事件発生当時は朝鮮人の仕業ということがタブー、その筋の圧力で調査もできなかった、触らぬ神に祟りなしの風潮があった。番組では北朝鮮の拉致を補強する新たな目撃証言も伝えている。