2013年09月03日

9月2日ふるさとの風

9月2日、月曜日、今秋で通算321週目の放送。1300の「イルボネパラム」朝鮮語放送は9950kHzで始まった、ジャミングは1236:57に出現しているが、1243に急激に衰えてしまった。1250:33にいつものようにキャリアーが出てきた。この時間の台湾送信の周波数は正確に出ている。
1330は「ふるさとの風」、トピックスは1977年に久米豊さんが拉致されている、9月7日は松本京子さんの誕生日。続いてニュース解説は、オバマ大統領の北朝鮮人権問題担当特使ロバート・キング氏の訪朝中止について。 昨年11月から北朝鮮に拘束されている米国人男性の釈放を求めるため、米特使が訪朝を予定していたが、北朝鮮側が招待を撤回したため、訪朝は取りやめになった。
拉致問題解説は田口八重子さんについて、1978年6月頃2人の幼児を残したまま行方不明になった、当時22歳である。1987年11月の大韓航空機爆破事件の犯人に日本語を教えたとされる。ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、1980年5月ごろ、ヨーロッパ滞在中に拉致された。お兄さんの石岡昭さんから2013年1月の手紙が代読されている。
今週の一曲は1980年のヒット曲、オフコースの「さよなら」、この曲は2011年5月第4週や2012年3月、今日の一曲でも登場している。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、いつもの強烈なジャミングは1309:30に出現した。が、40秒後に止まりまた1311:32に出現、時々寸断を繰り返している。月曜日は日本語放送で、拉致被害者・失踪者の氏名生年月日、失踪年月日が読み上げられている。後半1400以降、一層ジャミングが強くなり受信状態は芳しくない。1437:46にジャミングは止まった。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全く聞こえない、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌は「ゆりかごの歌」で始まった、拉致問題解説は曽我みよしさん(当時46歳)について。1978年8月12日夜、佐渡島からひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった事例でもある。
その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっているが何の手も打たれていない、ただ国際手配したというだけ。関係者はいまも日本国内で生活している特別永住許可者。
ふるさとの声は曽我みよしさんへ、2011年9月27日収録の曽我ひとみさんの日本語と朝鮮語によるメッセージが出ている。この年、ひとみさんは52歳、みよしさんは80歳である。

今日の一曲は1968年のヒット曲、ザ・フォーク・クルセダーズの「悲しくてやりきれない」
この番組は2012年3月29日、4月16日、5月4日、13日、22日、31日、6月9日、18日、27日、8月2日、11日、20日、29日、9月7日、16日、25日、10月4日、31日、11月9日、18日、27日、12月6日(一部誤送出)、15日、24日、2013年1月2日、20日、2月7日、16日、25日、3月6日、15日、24日、4月2日、20日、5月8日、17日、26日、6月4日、13日、22日、7月1日、19日、28日、8月6日、15日、24日と同じ内容である。

1500の「イルボネパラム」は9975kHz、ジャミングは全くない、1300と同じ番組で受信状態は極めて良好である。朝鮮語の今週の一曲は日本語とは違い、浅香唯の「TRUE LOVE」である。
1530の9965kHzも同様、受信状態は良好である。ただ終了近くは1600回にのVOAのキャリアーでちょっぴり悪化する、1559:45にWHRのアナウンスで終了。朝鮮語放送は毎日同じ番組が3回出ている。
1600の「ふるさとの風」は台湾送信の9780kHz、ジャミングはなく受信状態は良好である。周波数は約120Hz低く出ている。1430の9960kHzと同じ番組が出ている。

同じく1600の対北放送「殉教の声」は5kHz下がり7510kHzで聞こえている。昨日は未チェック、いつから変わったのか?
Voice of Martyrs
1600-1730 Korean 7510kHz (ex.7515kHz)

2000の「しおかぜ」は5965kHz、1941:47にいつもの強烈なジャミング出現。八俣の電波も弱く全く受信不可能、後半2040に信号が上昇し始め、ジャミングも聞こえなくなった。

2004年6月6日に行方不明になり、当時の状況などから特定失踪者として、これまで「しおかぜ」でも家族からの肉声メッセージが毎月繰り返し放送されてきた。
すでに報道されているように、当人の漁船の漁網の中からこの8月末に白骨遺体が見つかり、9月1日、この遺体が北朝鮮に拉致された疑いのある「特定失踪者」とされていた新潟市の小山修司さん、(失踪当時43才)と判明した。

またしても当時の第九管区海上保安本部のずさんな捜査が、事件解決を長引かせてしまった。毎月一回ほぼ中旬までの水曜日に、失踪者家族からの肉声メッセージが放送されてきた。直近では、8月14日の水曜日にも放送されている。生きていると信じ、呼びかけをしたのは何だったのか、いくら頭を下げたところで済むことではない。

また6月16日、22日の放送では、過去の漁船にかかわる失踪者名簿として、海上保安庁に提出した55件65名の中にも含まれている。
いずれにしろこうした形でまた一人の失踪者が見つかり解決した。これまで同じ番組を使いまわしてきたが次回からはそうはいかなくなる。これを機会に新しい内容で番組を作ってほしい。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい