1300の「イルボネパラム」朝鮮語放送はジャミングも無くクリアーに聞こえている。一週間続いた最後の放送日である。1330の日本語放送と同じ内容である。日本政府は拉致事件を本気で解決する気は全く無いが、この短波放送だけはこれからも続くことだろう。
拉致問題インフォメーションは、1月16日仙台市で開催された国民大集会で歌われた「コスモスのように」について、めぐみさんへの思いをコスモスの花に重ねて初めて作詞した歌。早紀江さんの詞に、曲を付けたシンガー・ソングライターの岩渕まことさん・由美子さん夫妻が歌っている。
ふわふわと ゆれてるコスモスに
ほら!めぐみちゃん トンボが とまろうとしているよ
今年も・・
コスモスって何だか弱々しく ゆれている花なのに
ほら!お母さん お母さんが育てたコスモスって
茎が太く 花も大きくって 風にもゆれないよ
ふわふわと ゆれているコスモスに
ほら!めぐみちゃん トンボが とまろうとしているよ
今年も…
遠い空の向こうにいる めぐみちゃん あなたも
お母さんが育てたあのコスモスのように
地に足をふんばって生きているのねきっと
しっかりと頭を揚げて生きているのねきっと
この後のニュース解説は北朝鮮の最近の動向について。
今週の一曲は昨年12月に開催された「ふるさとの風コンサート」から。北朝鮮人権問題啓発週間の一環として開かれたもの。
昭島市立清泉中学校コーラスによるメッセージから。
「人は皆、音楽で一つになることができます。私たちが歌う「葡萄の歌」は秋にガラスの器に盛られた葡萄の様子を歌った美しいメロディです。離れ離れになった愛する家族の皆さんに日本の秋を届けたい。」演奏はこれまでもにもよく聴かれた葡萄の歌である。
1330の「しおかぜ」は5910kHz、ジャミングの中まだこの周波数で出ている。日本語放送で昨日2日1400、2月23日、24日1400と同じ番組が出ている。受信状態は極めて悪い、後半1400からは朝鮮語放送が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9950kHz、パラオからの電波は強力でジャミングも聞こえない、受信状態は良好である。フェージングの谷でかすかにジャミングの出ているのが分かる程度。
懐かしい日本の歌は「チューリップ」で始まった。拉致問題解説は市川修一さんについて、1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。北朝鮮は1993年9月4日死亡としているが、にわか死亡通知書で不審だらけ。この事案も北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
ふるさとの声は、お兄さん市川健一さんご夫妻からのメッセージで2011年10月20日収録。日本政府のやる気の無い態度、不甲斐なさに憤りを覚えるメッセージである。この後、中学生時代の友人などからのメッセージ2007年収録も出ている。
今日の一曲は1971年のヒット曲、トワ・エ・モワ(TOI ET MOI)の「愛の泉」、この曲は2011年6月以降今週の一曲でも使われている。
遠い北国の森 愛の泉があった
その泉の前で 二つの影は出会う
水鳥たちが遊ぶ 愛の花咲く岸部
その泉の前で 愛は結ばれる
若者は少女に 首飾りを贈った
それはそれは 二人だけの愛のしるし
二人が歌いだせば 魚たちが踊った
二人が泣いた時 泉は嘆いた
夢の中で少女は 若者の胸に
二つの二つの 白い鳥は空に消えた
遠い北国の森 愛の泉があった
今そこに残るのは 愛の首飾り
この番組は2012年3月26日、4月4日、13日、22日、5月1日、10日、6月6日、15日、24日、7月3日、12日、21日、8月8日、26日、9月4日、13日、22日、10月1日、10日、19日、28日、11月6日、24日、12月3日、12日、21日、30日、2013年1月8日、17日、26日、2月4日、22日と同じ内容である。