放送開始以来休むことなく続けられている北朝鮮向け放送、毎週一部だけを入れ替えて番組が作られているようだ。20日、日曜日288週の放送最後の日である。1300からの台湾送信9950kHzは若干ジャミングに押され気味、信号はそこそこ来ており聞き取りは十分可能である。
この放送は政府の拉致問題対策本部のサイトでオンデマンド放送で聞くことが出来る。ただ更新が遅く20日現在でも1月13日放送分しか聞けない。今週の一曲はカットされている。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、スキップしているのか信号は弱い、ジャミングもバサバサとうるさい。受信状態は悪く聞き取り不可能。後半1400からは朝鮮語放送、ジャミングも聞こえずクリアーに聞こえている。
1430の「ふるさとの風」は9950kHz、ジャミングは全く無い、聞こえない、パラオからの信号も強い、受信状態は良好である。
懐かしい日本の歌は「ゆりかごの歌」で始まったが歌の出ていることは分かる。
拉致問題解説は曽我みよしさん(当時46歳)について。1978年8月12日夜、佐渡島からひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった事例でもある。
その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっているが何の手も打たれていない、ただ国際手配したというだけ。
ふるさとの声は曽我みよしさんへ、2011年9月27日収録の曽我ひとみさんの日本語と朝鮮語によるメッセージが出ている。この年、ひとみさんは52歳、みよしさんは80歳である。
今日の一曲は1968年のヒット曲、ザ・フォーク・クルセダーズの「悲しくてやりきれない」
胸にしみる 空のかがやき
今日も遠くながめ 涙をながす
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
このやるせない モヤモヤを
だれかに 告げようか
白い雲は 流れ流れて
今日も夢はもつれ わびしくゆれる
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
この限りない むなしさの
救いは ないだろうか
深い森の みどりにだかれ
今日も風の唄に しみじみ嘆く
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
このもえたぎる 苦しさは
明日も 続くのか
この番組は3月29日、4月16日、5月4日、13日、22日、31日、6月9日、18日、27日、8月2日、11日、20日、29日、9月7日、16日、25日、10月4日、31日、11月9日、18日、27日、12月6日(一部誤送出)、15日、24日、2013年1月2日と同じ内容である。