1300の9950kHz「イルボネパラム」朝鮮語放送、今週で通算284週目の放送だ。ニュース解説、拉致問題解説、そして今週の一曲は先週と同じである。ジャミングは全く無い、台湾送信もそれなりに強く、受信状態は良好である。
続く1330の「ふるさとの風」は若干信号が落ちてきたようだ。拉致問題インフォメーションは人工衛星打ち上げ予告の情報、そして打ち上げが強行されたことに関し遺憾との声明。
12月8日に秋田市で開催された国民の集いについて。ニュース解説は、12月12日北朝鮮のミサイル発射について。
今週の一曲は懐かしい唱歌で、先週と同じである。これは12月22日に政府主催で開催される「ふるさとの風コンサート」の主題曲で、東京ソルベールとNFレディースシンガーズの合同合唱で、「ふるさと」、「おぼろ月夜」、そして南こうせつの「国境の風」の3曲。
遥か海を越え遠き母の大地(とち)
水鳥(とり)たちはこの青空(そら)を自由に飛び交うよ
せめてこの魂(こころ)せめてこの慕(おも)い
悲しみを伝えてよ 愛する人へと
時代(とき)は何も言わずに 悲しげな微笑み投げるけど
この大空(そら)に国境の壁はないから
風よ風よ祖国(くに)の歌聞かせて
風よ風よ母の歌聞かせて
やがて陽が沈み赤い地平線
水鳥たちもより添ってどこかで眠るなら
熱いこの涙熱いこの慕(おも)い
夢の中で逢わせてよ愛する人へと
星座(ほし)は何も知らずにおだやかに季節を変えるけど
この夜空(そら)を奪うこと誰も出来ない
風よ風よ祖国(くに)の歌聞かせて
風よ風よ母の歌聞かせて
時代(とき)は何も言わずに 悲しげな微笑み投げるけど
この大空(そら)に国境の壁はないから
風よ風よ祖国(くに)の歌聞かせて
風よ風よ母の歌聞かせて
1330の「しおかぜ」は6135kHz、下からのかぶりがあるが、それなりに信号は強い。17日月曜日は失踪者の氏名生年月日の読み上げである。後半はさらに信号も上がりかなり聞きやすくなっている。
1430の「ふるさとの風」は9950kHz、ジャミングは全く聞こえない、パラオからの信号は今日も強い。懐かしい日本の歌は「春が来た」、冬が来ても同じ曲が繰り返されている。
拉致問題解説は増本るみ子さんについて。1978年8月12日当時23歳で、鹿児島県から市川修一さんと共に拉致された。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したという北朝鮮の捏造死亡診断書。
ふるさとの声は1978年8月12日増本るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。
工作員に悪用されるかもしれないという理由での戸籍抹消と、父親死亡後に回復したいきさつなども話されている。2007年収録で友人3人からのメッセージ。
弟さんの増本輝明さんからは、2011年1月16日の国民大集会と12月11日の政府主催、拉致問題シンポジウムでの訴えなども放送された。
今日の一曲は、2011年12月11日に開催された、政府主催「拉致問題シンポジウム」で収録した昭島市立清泉中学校コーラス部の皆さんによってうたわれた「葡萄の歌」の合唱、この後は政府認定拉致被害者の氏名、周波数アナウンスで番組終了。
この番組は1月28日、2月6日、15日、24日、3月4日、13日、22日、4月18日、27日、5月6日、24日、6月2日、11日、20日、7月8日、17日、26日、8月4日、13日、31日、9月9日、18日、10月6日、15日、24日、11月2日、11日、20日、11月8日と同じである。