2年前から、日本政府が放送する「ふるさとの風」と「日本の風」はすべて朝鮮語とは言わず、「韓国語」と言っている。
ここでも2010年4月の放送から変更されたことを書いている。年度替わりを機にアナウンスを変えたわけだが、いわゆる国営放送と言うことで、政府の意向で、整合性を図るため、「朝鮮」と言う言い方を排除することが目的のようだ。
何の整合性かと思えば、韓国では朝鮮とは言わないのでそれに合わせたということらしい。とんでもないことをこの放送でもやっているわけだ。日本国の放送なのに韓国に合わせて放送をすることが目的なのか。
拉致問題解決に向けてこうした放送もやっていますよというジェスチャーだけを見せ、内容はどうでもいいといわんばかりのやり方に見て取れる。
拉致は無いと言っている韓国の意向で放送をやる日本政府の放送、あらゆることにつけ腰ぬけの連中ばかりだな。「自由北朝鮮放送」の中で「日本の風」が放送されているのでそれに合わせる必要があるらしい。いまでは「北朝鮮」とは書かずに「北韓」と書いているところもある。局名にしても日本語では北朝鮮のはずだが、この部分だけ「北韓」と書きたい人が多いようだ。
朝鮮日報日本語版でも北朝鮮と書いている。最も機械翻訳でも以前は北朝鮮と訳されていたが今では北韓と訳されてしまうこともある。Googlでも韓国の意向が強く影響しているからだ。
そのうち、日本のマスコミでも平気で、北朝鮮と言わずに北韓と言うコメンテーターが出てくるかも。10年前までは「・・共和国」と言わされていた時代もあった。
そのただやってますという放送も今週で通算268週目となる。オンデマンド放送も更新が無く8月一週で止まっている。そんなに嫌ならやめたらどう?、2~3分もあれば出来そうな更新すらやる気がない。
1300の9950kHz、朝鮮語放送はジャミングが聞こえない。受信状態は良好である。続く1330の「ふるさとの風」もジャミングは全く無い、聞こえないと思ったら1331;40にジャミングが出てきた。よほど日本語放送が気に入らないようだ。
ニュース解説につで拉致問題解説は石岡亨さんについて、1980年5月頃、大学生の頃ヨーロッパで行方不明、これもよど号ハイジャック犯がかかわっている拉致事件だ。
ふるさとの声は松木薫さんへ、弟さんからのメッセージで2011年10月22日の収録。今週の一曲は1972年のヒット曲、天地まりの「一人じゃないの」、この後いつもの名セリフ、拉致問題の解決は日本政府の最重要課題とここでもウソを言い続けている。
同じく1330の「しおかぜ」は5985kHz、これもジャミングは聞こえない、27日月曜日は失踪者の氏名生年月日の読み上げである。1358:50に「日本政府からのメッセージ」が出ている。1400からも氏名の読み上げが続いている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全くないがFSK波がうるさい、受信状態はそれなりに良好である。懐かしい日本の歌は「お馬」、まだ同じ曲の繰り返しだ。
拉致問題解説は松本京子さんについて。鳥取県米子市で1977年10月21日に行方不明に、北朝鮮は拉致してないとしらを切っている事案でもある。2006年11月20日に11人目の拉致被害者に認定された経緯などが紹介されている。
ふるさとの声は松本京子さんへ、お兄さんからのメッセージは、2011年10月19日収録と、同年11月9日米子市で開催された「拉致問題の早期解決を願う国民の集い」での収録、同じく12月11日東京で開催の政府主催「拉致問題シンポジューム」での訴えから。同僚だった友人などからは、2007年の収録で過去放送されたメッセージの繰り返しである。
今日の一曲は、1978年のヒット曲、アリスの「冬の稲妻」、この番組は3月27日、4月5日、14日、23日、5月2日、20日、29日、6月7日、16日、25日、7月4日、13日、22日、31日、8月18日と同じ内容である。