7月29日、またジャミングが止まった、とはいっても1300の9950kHz「日本の風」朝鮮語放送はかなり強力なジャミングが出ていた。
1330からの「ふるさとの風」はジャミングが止まり台湾からの電波はクリアーに聞こえている。23日から同じ番組が出ている。
その一方で1330の「しおかぜ」は5985kHzで結構強いジャミングに犯されている。内容の聞き取りは可能だ。29日前半は日本語放送で、7月22日と同じ番組である。
7月14・15日に行われた1万キロ現地調査第9回の模様が放送されている。
1974年失踪の大澤孝司さんが勤務していた農地事務所に近い旧新穂村役場前で収録したお兄さんの大澤昭一さんのメッセージ、続いて佐渡市の金子優副市長のメッセージが放送された。
この後、曽我ひとみさんが拉致された現場を調査、曽我さん親子の拉致には在日朝鮮人が手助けしたことでも知られている事案である。1978年8月12日拉致された曽我ひとみさんと韓国で失踪した中村三奈子さんのお母さん中村クニさんのメッセージが流れた、しおかぜで曽我ひとみさんの声が流れるのは初めてのことである。これまでは日本政府の放送でしか肉声は流れなかった。
1352:24に「日本政府からのメッセージ」が出ている。拉致問題は風化することはありませんと、新しい内容のメッセージになっている。続いて放送時間周波数のアナウンス、1354:27に緊急放送ISが出て日本への連絡用電話番号が紹介されている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは聞こえないが同波のFSK波が強くジャミングと間違えそうだ。パラオからの信号も強く受信状態は比較的良好である。 懐かしい日本の歌は「汽車」、29日も変化はなかった。
今は山中 今は浜
今は鉄橋渡るぞと
思う間も無く トンネルの
闇を通って広野原
遠くに見える村の屋根
近くに見える町の軒
森や林や田や畑
後へ後へと飛んで行く
廻り灯籠の画の様に
変わる景色のおもしろさ
見とれてそれと知らぬ間に
早くも過ぎる幾十里
続いてふるさとの声は有本恵子さんへ、お母さんの有本嘉代子さんから、2011年9月4日の収録、同じくお父さんの有本明弘さんからのメッセージ。
この後は2012年2月5日に開かれた「拉致問題を考える国民大集会in大阪」での有本ご夫妻のメッセージから。今なお続く拉致された当時の政府の無策ぶりが語られている。
今日の一曲は1975年のヒット曲、荒井由美の「あの日に帰りたい」、この番組は4月3日、12日、21日、30日、5月9日、18日、6月14日、23日、7月2日、11日、20日と同じ内容である。
1500の「日本の風」朝鮮語放送は9975kHzのはずだが、1500にちょっとだけ出てきたがすぐに停波、弱いジャミングだけがほんのりと聞こえているだけ。
直後、9960kHzへお出ましだ。語送出なのか、あえて9960kHzへ変更したのか、まさかそんな気の効いたことはしないと思うが。
案の定1515に9960kHzは停波した、直後9975kHzへ戻った。誤送出のようだ。パラオからの信号は強く、ジャミングは全くわからない。
10分余誤送出が続いた9960kHzと9975kHzに出ている弱いジャミング。
1530は正常に9965kHzで聞こえている。