長い短波放送の歴史上、これだけ多くの放送が消えるのは恐らく初めてのことかもしれない。
すでにその特別放送の予定などもアナウンスされている。
Radio Canadaが24日に終了することから、日本、中国、韓国から中継されている放送も終了する。一方でカナダから中継されている放送については、それぞれの局からは何もアナウンスが無い。
Radio Japanは引き続きA12期間中サックビル送信所から中継されることが決まっている。このことからNHK以外のVatican Radioは30日まで、Voice of Vietnam、KBS、CRIは現状維持と思われる。
RNWオランダ放送は6月29日に最後の放送を行う予定。インドネシア語は通常の周波数に加え、1000からスリランカ、マダガスカル中継で臨時送信を行う。
アジア向け英語の最終放送は通常の周波数で行われる。すでに番組内で放送終了予告のアナウンスが出ている。
Vatican Radioも6月末でヨーロッパ、北米向け、ベトナム語の短波、中波放送を終了する。すでに番組冒頭と終了に放送終了のアナウンスが出ている。7月1日からは衛星ラジオとインターネットでと告知している。
本国送信が中止されるのみで、中国語のマリアナ諸島やロシア中継などは継続される?。
バチカン放送が縮小を打ち出した背景には、ニュースを提供してきたVatican Information Serviceが廃止されることによる措置。インターネット放送には、ドメイン解放に伴い、『catholic』を取得する方針のようだ。ローマ字の他にアラビア文字、漢字、キリル文字でも使えるとか。
短波放送終焉のスケジュールの詳細がここにまとめられている。