1300台の9950kHzはジャミングが強く朝鮮語、日本語放送ともに受信状態は悪い。それでも内容の聞き取りは可能だ。
1330の「しおかぜ」は6135kHz、ジャミングは出ているがほとんどわからない。受信状態は極めてよい。13日水曜日は失踪者・拉致被害者家族からの肉声メッセージが放送されている。いずれも過去幾度か放送されている内容である。
1965年失踪の坂本とし子さんへ、お姉さん亀山葉子さんからのメッセージ、
1968年失踪の斉藤裕さんへ、お姉さんの斉藤由美子さん、お兄さんの斉藤和美、ご友人の稲井英好さんからのメッセージ。
1973年失踪の古川了子さんへ、お姉さん竹下珠路さんからのメッセージ、「ふるさと」の歌も披露された。
1974年失踪の山下春夫さんへ、お兄さん山下寛久さんからのメッセージ。
1977年拉致された横田めぐみさんへ、お母さんの早紀江からのメッセージ。
2004年失踪の小山修司さんへ、奥様の直子さん、お母さんの初江さん、娘さんの弥佳さん、息子さんの兼続さんからのメッセージ。
1982年失踪の藤山恭郎さんへ、お父さんの穣さん、お母さんの次女さんからのメッセージ。
1355:38に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半1400からも拉致被害者への家族からの肉声メッセージが出ている。
1972年拉致された田口八重子さんへ、お兄さんの飯塚繁雄さん、本間勝さんからのメッセージ。
1978年拉致された増元るみ子さんへ、お姉さんの平野フミ子さん、弟さんの増元照明さんから。
1980年拉致された松木薫さんへ、お姉さんの斉藤文代さんから。
1982年失踪の堺弘美さんへ、お母さんのシズさんから。
1983年拉致された有本恵子さんへお母さんの有本嘉代子さん、お父さんの有本明弘さんから。
1991年失踪の森本規容子さんへ、お母さんの幸子さんからのメッセージ。
この後1425:33にも「日本政府からのメッセージ」が出ている、これは「ふるさとの風」のコマーシャル、放送スケジュールなどがアナウンスされている。この番組は一時間放送になってから、2011年4月4日、7日、5月25日、6月22日、7月20日、9月28日、10月26日、12月21日、2012年1月10日、2月8日、22日、3月21日、4月11日、5月9日などに放送されている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全くわからない、受信状態は良好である。13日は週一回この時間に出てくる放送だ、1330の9950kHzと同じ番組である。
且つこの放送は拉致問題対策本部のオンデマンド放送で聞くことができる。ただ今週の一曲は例によってカットされている。
ニュース解説は日韓の歴史認識などについて、拉致問題解説は拉致事件とは何なのかについて、1970年代から80年代にかけて多くの日本人が不自然な形で行方不明になった事件。
思い出せば当時はよく母親から人のいない海岸へ入ってはだめよと言われていた。「朝鮮」という言葉がタブーでもあった時代だった。当時こうした行方不明事件が起きると、朝鮮へ連れて行かれたんだとひそひそ話。しかし誰も公にすることはしなかった、出来なかった。
ふるさとからのメッセージは松木薫さんへ、過去繰り返し放送されている姉斉藤文雄さんからのメッセージ。今週の一曲は1976年のヒット曲、研ナオコの「ラララ」