2012年06月08日

6月7日ふるさとの風

1300台の9950kHzはジャミングが強く聞きづらい。1330の日本語も同様だ。それに引き換え、1330の6135kHz「しおかぜ」はジャミングが聞こえない、出ていないのかそれとも八俣からの電波が強いのか。受信状態は極めて良好である。
昨日6日1400からと同じ番組が出ている。ニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」、北朝鮮のミサイル核実験についてのニュース。米国と中国の協調に関するニュースなど。

このあと矢野義昭氏のミサイル発射に関する論文の後半部分、ミサイル発射失敗と各国の対応についてが放送された。
続いて1346からは「救出への道」、増本るみ子さんへ、姉、平野文子さんからのメッセージが代読された。なぜか肉声ではなく弟増本照明さんの代読である。1352:26に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
この後スケジュールの紹介と、半年前と同じ緊急放送のISに次いで、日本への連絡用の携帯電話番号などがアナウンスされている。
後半1400からは同じ内容の朝鮮語放送が出ている。これも昨日1330から出た番組である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは分からない。受信状態は良好である。懐かしい日本の歌は「お馬」、拉致問題解説は松本京子さんについて。1977年に行方不明に、2006年11月20日に11人目の拉致被害者に認定された経緯など。
ふるさとの声は松本京子さんへ、お兄さんからのメッセージは、2011年10月19日収録と、同年11月9日米子市で開催された「拉致問題の早期解決を願う国民の集い」での収録、同じく12月11日東京で開催の政府主催「拉致問題シンポジューム」での訴えから。同僚だった友人などからは、2007年の収録で過去放送されたメッセージが出ている。
今日の一曲は、1978年のヒット曲、アリスの「冬の稲妻」、この番組は3月27日、4月5日、14日、23日、5月2日、20日、29日と同じ内容である。
2000の「しおかぜ」は5965kHz、ジャミングは1944:42に出現、クリアーに聞こえているマレーシア局がほぼつぶされてしまった。
放送波は強力で受信状態は良好である。1330の6135kHzと同じ番組で日本語放送が始まっている。すなわち6月3日と同じ番組が出ていることになる。


8日のTBSサイトに載っていたニュースから、
 特定失踪者問題調査会が会見し、北朝鮮向けに放送している短波放送「しおかぜ」が、キム・ジョンウン体制になって以降、北朝鮮からの妨害電波の発信が激しくなっていると述べました。

 「この6月3日、北朝鮮が『しおかぜ』にかけている妨害電波の音を聞いて頂きます」(特定失踪者問題調査会 村尾建児 専務理事)

 北朝鮮向けに拉致被害者や特定失踪者のメッセージを放送している短波「しおかぜ」は、たびたび北朝鮮からの妨害電波を受け、周波数を変更し対応しています。

 調査会によりますと、これまで周波数を変更すると妨害電波が1週間程度止まっていたものが、キム・ジョンウン体制になって以降、特に最近は変更後3日以内で妨害電波を受けることが多くなっているということです。

 調査会では「北朝鮮の妨害電波の発信箇所は200か所位あることが確認されており、北朝鮮が今まで以上に外部からの情報流入に敏感になっていることがうかがえる」と分析しています。

しいてつっここみを入れれば、北がジャミングを出すのは変更後3日ではなく、既に翌日には新しい周波数へ出している。それでもたまには、7日の6135kHzのようにジャミングなしの日もある。電力事情は依然としてひっ迫している様子がうかがえる。
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