2012年05月13日

5月12日しおかぜ

最近の週刊朝日に掲載された記事。これは最近刊行された著書の中で政治家への批判も実名を挙げて書いている。
当事者だから本当のことが言えない・書けない部分もあるが、闇に葬りたい、そして文字通り、めぐみへの遺言にしたい政治家たち。後しばらくすれば、そうあれから10年たつ、もうあと10年このまま放置すれば、墓場まで持って行けるからと思っているのだろう。
唯一やっていることといえば、ここで毎日書いている北向けの中身の全くない放送だけしか目に留まらない。飽きもせず拉致被害者の同じメッセージだけを流し、膨大な拉致関連予算は人件費に消えているのか。
政治家の無能ぶりは今に始まったことではないが、マスコミも北朝鮮を擁護する報道しかしない、KCTVの映像を流す意図は一体何なのか。

横田夫妻がすべてを語った「政治家に利用されてきた」

 蓮池薫さんら、北朝鮮による拉致被害者5人が帰国して、この秋で10年がたつ。横田めぐみさん(拉致当時13)はいまだ帰ってこない。横田滋さん(79)と早紀江さん(76)夫妻が、日本政府への批判や北朝鮮への怒りを率直に語った。

 昨年12月に金正日総書記が亡くなり、三男の金正恩氏が政権を継いだことについて、早紀江さんは「日朝関係を動かすチャンス」として、こう語る。

「今こそ『被害者の命の安全を保障し、今こそ日本へ送還せよ』と北朝鮮に発信してください。国のトップが『平和になりましょうよ』という思いを伝えることが大事。野田首相が『北朝鮮へ一緒に行って談判しよう』と言うなら、私たちも一緒に行きます」
 滋さんも、
「これから交渉しようというのなら(金正日総書記死去への)弔意を表すべきだと思いました。いま北朝鮮はそれどころじゃないかもしれないが、物事が落ち着けば、今年後半には日朝間の動きが出てくるんじゃないか」
 と望みをつなぐ。
 2008年の福田政権時代に北朝鮮が拉致被害者の再調査を約束して以来、交渉は止まったまま、日本政府は北朝鮮への制裁を続けている。支援団体「救う会」は制裁強化を求めるが、滋さんは懐疑的だ。

「制裁制裁といっても全然解決していない。金正日(総書記)が亡くなって交渉のチャンスがめぐってきたのだから、(制裁を)緩めるべきです。強化すると、交渉したくないという意思表示になってしまう」

 高校無償化の一環としての朝鮮学校への補助金に反対する動きについても、
「朝鮮学校の生徒には日本永住権がある。間違ったとんでもないことを教える学校には補助金を出さないというのならわかるが、拉致を理由に朝鮮学校に補助金を出さないのは筋違いだと思う」(滋さん)

 これまで横田さん夫妻はたびたび政治による解決を訴える場の先頭に立ってきた。しかし、いまは、「政治家に利用されてきた」(早紀江さん)

 との思いがあるという。早紀江さんは、講演会で地方に行った際、地元県議や市議らに次々と記念撮影を求められた。

「選挙の宣伝写真にするのでしょうが、そういう撮影会はものすごく嫌なんです。情けなくて」
 でも、「写真を断ったら娘をよろしくと言えない」と自分に言い聞かせ、撮影に応じてきた。もちろん、政治家への批判は控えてきた。しかし、その心境に変化が起きている。

 早紀江さんは、
「安倍晋三さんが総理になったときは、それはもう期待しました。期待しすぎるくらいに。家族会のみんなが拍手を送って『安倍さんが何とかしてくれる、すごい光が差し込んだ』と」
 と振り返る。が、安倍氏は約1年で首相を辞任した。
「病気だったから仕方ないけれど、辞任を聞いて、グサッと刃物で刺されて傷つけられた気になった。少し腹が立ちました。期待が大きかった反動かもしれません」(早紀江さん)

 今年は、「めぐみさん失踪から35年」でもある。その歳月を、幾度も期待し失望しながら夫妻は過ごしてきた。
 早紀江さんは、
「国は、もう少し時間がたてば、私たちがみな年をとって身動きできなくなって、拉致など忘れられると考えているのではないかとさえ思ってしまう」
 と打ち明ける一方で、希望を失うまいともする。

「一つひとつの積み重ねで、めぐみのことも細かいことまでわかった。いなくなったとき持っていたバドミントンラケットとか、連れていかれたばかりのころの写真とか、元気な孫のヘギョン(ウンギョン)ちゃんとか出てきた。動いて動いて、いろいろなことをお願いしたのが重なってそこまで来たのだから、活動が意味ないものとは思っていないです」

 拉致問題を追い続ける元朝日放送プロデューサーの石高健次さん(61)は、元北朝鮮工作員の証言から1997年1月にめぐみさん拉致を突き止め、横田さん夫妻に伝えた人物だ。夫妻の思いを今回、本にまとめた。石高さんは言う。

「2人は国や政治家をほとんど批判してこなかった。彼らに頼るしかないからです。しかし、ここまで待たされて、そんなきれいごとではすまない。残された時間は少なく、光がどこにも見えない中、思いの丈をぶちまけてほしいと促したんです」

1300の9950kHz、台湾送信は定刻にキャリアーは出てきたが、1301:25に音声が出てきた。ジャミングはかなり強いが聞き取りは十分できる。
1303:38に停波した、ジャミングだけが聞こえている。1305:30にキャリアーが出てきたが、音声なし、バックで何とか聞こえだした。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、ジャミングは出ているが、八俣からの電波が強くほとんど影響は無い。12日土曜日は朝鮮語放送で始まった。
後半1400からは日本語放送、元自衛隊幹部だった矢野義昭氏のミサイル発射に関する論文が放送されている。早口でしゃべり続けた10分間、後半は後ほど放送される。

続いて日本統治時代における電報についての話。救出への道では、4月28日に開催された国民大集会について。
1422:27に「日本政府からのメッセージ」が放送されている、内容が新しくなっている。周波数アナウンスの後、緊急放送ISに続いていつもの電話番号などの告知が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全く聞こえない、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌は「荒城の月」と「かもめの水兵さん」の2曲で始まった。
拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月頃、大学生の頃ヨーロッパで行方不明、これもよど号ハイジャック犯がかかわっている拉致事件だ。ふるさとからのメッセージなどもこれまでの内容と全く同じである。2011年10月18日のお兄さんからの手紙が代読されている。
今日の一曲は1979年のヒット曲、クリスタルキングの「大都会」、今週から、懐かしい日本の歌と今日の一曲が新しい組み合わせになっている。これらの曲自体は一年前に放送されている。

この番組は3月28日、4月15日、24日と同じである、
2000に「しおかぜ」は5910kHz、一時間も前からジャミングを出している。12日は1904:30に出てきた。しかし八俣からの電波は強く全く影響は無い。朝鮮語と日本語放送がクリアーに聞こえている。
その影響のないジャミングも2004には止まってしまった。
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