氷点下5度以上まで冷え込んだのは10年ぶりとか。降り積もった雪がまだいっぱい残っている。家の中に引きこもってパソコンを分解していた。
分解といっても廃棄するためではない、修理のためにばらばらにした。
起動して10数分で固まってしまうというトラブル。長く動いていることもある。5年ほど経過したデスクトップである。
大体こういうのは電源系統のトラブルが多い。CPUファンも、電源ユニットも埃で詰まっている。これでよく立ち上がると思えるほどだ。とにかく埃を取り、すべてバラバラにしてクリーニング。
電源ユニットを分解、よく見ると半田付けのクラックが何ヶ所か見受けられる。チョッと見ただけでは分からないが平滑コンデンサーや、定電圧の半導体の足など半田付けの劣化がある。こうしたところを何ヶ所か手直しをして、元通りに組み立て動作テスト。
大体、パソコンの修理ではユニットごと交換するみたいで、個々の不良箇所を直すことはしないらしい。こんなの修理とはいえないだろうに。ユニット交換など技術屋のすることではなく、今はパートのオバさんの仕事になっている。パソコンメーカーは製品のたたき売りをしても、修理はしない、ただユニットを替えるだけ、マザーボードにしても同じだ、ソケットの半田付け不良だけでそっくり交換、それで費用をボッタクリ。
たった一ヶ所悪くても全て交換するから高く付く、交換した部品すら返してくれない、本当に変えたのか不信感さえ出てくるような修理をメーカーはやっている。
それでも文句ひとつ言わない消費者もいるというから日本人はおとなしいな。世の中平和でよろしい。