いまやパソコンに限らず、あらゆる機器にボタン電池が使われている。その殆んどはふたを開け簡単に交換できるが、パソコンだけは一筋縄ではできない。
デスクトップは簡単にできるが、ノートはそれこそバラバラに分解しないと電池交換すらできない。長年使っていると、起動時にBIOSエラーが出て、日付がリセットされている。
このCMOS電池の寿命でパソコンそのものが、数多く廃棄されている。そもそもパソコンを10年近くも使うことを想定していないから、電池交換なんて眼中にない。メンテナンスのことを考えてないから、いざ交換となると大変なことになる。
もちろんメーカーに依頼すれば、相当な金額をボッタクラれる。パソコンは家電製品ではないという位置づけから、これだけ一般家庭に普及したにもかかわらず、パソコンメーカーはやりたい放題だ。
これまでにも相当数のこうした修理をして、よみがえらせたパソコンは数知れず、今後ますます電池交換さえすれば生き返るパソコンが増えるのではないか。
でもやっぱり新しいパソコンはいいよね。必ずしも使い勝手がいいのと高性能はまったく意味が違うのだが。なんでもそうだが、正しい使い方をしていれば、パソコンだって10年は十分使える、要するに家電並みに使えるということだろう。
最も家電品でも3年使って修理もせず、買い換える人もいるから、人それぞれだろう。
こうして電池交換を終え、動作テストを兼ね、その古いパソコンから書き込んでいる。キータッチもよく使いやすい機種だ。まだまだ十分使えるXPパソコンである。CPUの速度こそ今となっては遅いが、メモリーも1GBを実装、軽々と動いている。