2012年01月07日

1月6日しおかぜ

1300の9950kHz、朝鮮語放送「日本の風」は最近に無く良好に聞こえている。ジャミングはまったく無い、台湾からの信号も超強力である。朝鮮語の今週の一曲も日本語と同じで、シンポジュームで歌われた「風によせて」である。
インターネット放送ではこの曲も「著作権上の理由により」割愛されている。

1330の「しおかぜ緊急放送」はひとまず昨日で終了。1月6日は以前放送された詩の朗読「私の娘を100ウォンで売ります」が放送されている。この放送は2011年5月、8月、そして12月26日などに幾度も再放送されている。
ジャミングは全く聞こえない、受信状態はおおむね良好である。5986kHzのビルマ放送が軽いビートを起こしている。。

「私の娘を100ウォンで売ります」は2008年4月に出版された詩集で、脱北者、張真晟(チャン・ジンソン)氏の詩が朗読されている。
30歳代半ばで金日成総合大学を卒業、朝鮮作家同盟中央委員会のメンバーとして金正日体制の宣伝・扇動を担当。2004年に脱北した。1995年~1998年の4年間に300万人が餓死したとされる大飢饉の悲劇を扱った詩は全部で71編。詩自体を綴る事さえ許されない体制下で、「わたしたちのご飯は分厚い木の皮」など「米飯賛歌」からはじまり、生き残るための暮らしぶりや公開処刑、体制批判まで、生々しい言葉が連なっている。出版社、本人の好意でこのしおかぜで放送が出来た。

1404:07に「日本政府からのメッセージ」が出ている。引き続き詩の朗読が続いている。1427:17にも「日本政府からのメッセージ」が出て番組終了。

1430の「ふるさとの風」は9950kHzのパラオ送信。信号は強力だ、ジャミングは全くない。クリアーに聞えている。この時間の放送は9日ごとに繰り返される番組で、懐かしい日本の歌「夢路より」で始まっている。
拉致問題解説は松本京子さんについて。17人目の政府認定拉致被害者である。北朝鮮は入国した記録はないとシラを切っている。
ふるさとの声は2011年10月19日に収録したお兄さんからメッセージ、このほか勤めていた縫製会社の同僚などからのメッセージは2007年の収録。
1450からの今日の一曲は1981年のヒット曲、寺尾聡の「ルビーの指輪」、この番組は12月1日、10日、19日、28日と同じである。
1600の「ふるさとの風」は9780kHz、この時間台湾送信も強く、ジャミングは全く分からない。S9+20dBほど、1430と同じ番組が出ている。

2000の「しおかぜ」は5965kHz、マレーシア局がビートを起こしている。ジャミングはまったく聞こえない、ビートはノッチで消せば受信状態は良好だ。1330と同じ番組、詩の朗読が出ている。
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