2012年01月01日

12月31日ふるさとの風

12月31日の1300、いつもなら朝鮮語放送が始まるところだが、9950kHzは日本語放送が出てきた。拉致問題インフォメーションは、去る12月11日、日曜日政府主催で開催された拉致問題シンポジウム「~すべての拉致被害者の救出に向けて~」の模様が放送されている。

最初に山岡拉致問題担当大臣から挨拶、続いて、拉致被害者家族連絡会の飯塚繁夫代表の挨拶があった。そして、昭島市立清泉中学校コーラス部の皆さんによって、「葡萄の歌」が披露された。ネット放送ではこの歌もカットされている。

拉致被害者御家族からの訴えは、横田さきえさん、市川修一さんのお兄さんから、松木薫さんのお姉さん、松本京子さんのお兄さんからの訴えがそれぞれ放送された。

続いてニュース解説、12月26日、一週間たった北朝鮮情勢について。1321に早くもエンディング、今週の一曲はなし、いつものように政府認定12人の氏名、連絡先、周波数アナウンスで1327終了。直後から朝鮮語番組が始まった。しかし誤送出に気づいたのか、1330にまた同じ日本語放送が始まった。放送は後半ジャミングにつぶされほぼ受信不能。1350ごろからジャミングの中からエンディングが聞こえている。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、こちらはジャミングはあるものの、十分実用になっている。31日は朝鮮語放送から始まった。後半1400からも朝鮮語放送である。

1430の「ふるさとの風」は9950kHzのパラオ送信、受信状態はきわめて良好である。ジャミングは全く無い、信号も強い。
懐かしい日本の歌は「ずいずいずっころばし」で始まった。古くから日本に伝わる童謡だが、意味が分からんとか何の歌だと揶揄されることもあるようだ。しかしこれもNHKみんなの歌でも放送され、広く知れ渡り、今も歌われている。
ずいずい ずっころばし
ごまみそ ずい
ちゃつぼに おわれて
トッピンシャン
ぬけたら ドンドコショ
たわらの ねずみが
米くって チュー
チュー チュー チュー
おとさんが 呼んでも
おかさんが 呼んでも
いきっこなしよ
井戸のまわりで お茶碗かいたの だあれ


拉致問題解説は松木薫さんについて。ふるさとの声はお姉さんからのメッセージ、2011年10月31日の収録。続いて弟さんからのメッセージ、2011年10月22日収録。

今日の一曲は1973年のヒット曲、かぐや姫の「神田川」。
貴男はもう忘れたかしら
赤い手拭い マフラーにして
二人で行った 横丁の風呂屋
一緒に出ようねって 言ったのに
いつも私が待たされた
洗い髪がしんまで冷えて
小さな石鹸 カタカタ鳴った
貴男は私の体を抱いて
冷たいねって 言ったのよ
若かったあの頃 何も恐くなかった
ただ貴男のやさしさが 恐かった

貴男はもうすてたのかしら
24色のクレパス買って
貴男が描いた 私の似顔絵
うまく描いてねって 言ったのに
いつも一寸も 似てないの
窓の下には神田川
三畳一間の小さな下宿
貴男は私の指先見つめ
悲しいかいって 聞いたのよ
若かったあの頃 何も恐くなかった
ただ貴男のやさしさが 恐かった

この放送は11月25日、12月4日、13日、22日と同じである。
2000の「しおかぜ」は5965kHz、日本時間では2012年元旦、最初の放送ということで、例年通り、国歌君が代で放送開始である。この後1330と同じ朝鮮語放送が始まっている。

日本政府の「ふるさとの風」で君が代が流れることはない。
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