12月12日、月曜日、また新しい番組の開始である。通算32週目の放送は1300からの朝鮮語と1330の日本語放送、周波数は9950kHzの台湾送信である。
ジャミングは全く無い、若干信号は弱いもののクリアーに聞こえている。日本語放送では北朝鮮人権週間についての解説から。拉致問題インフォメーション、ニュース解説と続く。1335から信号が下がり始めた、ふるさとの声は、拉致被害者市川修一さんの義理のお姉さんからのメッセージで2011年10月20日の収録。やる気の無い政府の態度に悲しい思いを話している。
今週の一曲は1976年因幡晃さんの「わかって下さい」、2010年6月24日以来久しぶりの登場である。12日9950kHzの録音。
あなたの愛した ひとの名前は
あの夏の日と共に 忘れたでしょう
いつも言われた ふたりの影には
愛がみえると
忘れたつもりでも 思い出すのね
町であなたに似た 人を見かけると
ふりむいてしまう 悲しいけれどそこには
愛は見えない
これから淋しい秋です
ときおり手紙を書きます
涙で文字がにじんでいたなら
わかって下さい
私の二十才の お祝いにくれた
金の指輪は今も 光っています
ふたりでそろえた 黄色いティーカップ
今もあるかしら
これから淋しい秋です
ときおり手紙を書きます
涙で文字がにじんでいたなら
わかって下さい
涙で文字がにじんでいたなら
わかって下さい
1330の「しおかぜ」は6135kHz、ジャミングはほぼスキップしており、殆ど聞こえない。信号も弱くややノイジーである。12日月曜日は公開されている失踪者の氏名が読み上げられている。
1430の「ふるさとの風」は9950kHzのパラオ送信、ジャミングは全く無い、大変クリアーに入感している。懐かしい日本の歌「ペチカ」から番組開始。
これ以降の番組は今まで放送された内容と同じ、拉致問題解説は曽我みよしさんについて。ふるさとの声は曽我みよしさんへ、2011年9月27日収録の曽我ひとみさんの日本語と朝鮮語によるメッセージが出ている。この番組のアナウンスは絶対朝鮮語とはいわない。19歳で拉致されたひとみさんがもう56歳だという、しかしまだ事件は解決していない、日本政府はいつまでほっておくつもりなのだろう。
今日の一曲は1972年のヒット曲、森昌子さんのデビュー曲「先生」、この曲は2009年の第84週の今週の一曲で始めて登場している。
淡い初恋 消えた日は
雨がしとしと 降っていた
傘にかくれて 桟橋で
ひとり見つめて 泣いていた
幼い私が 胸こがし
慕いつづけた ひとの名は
先生 先生 それは先生
声を限りに 叫んでも
遠くはなれる 連絡船
白い灯台 絵のように
雨にうたれて 浮かんでた
誰にも言えない 悲しみに
胸をいためた ひとの名は
先生 先生 それは先生
恋する心の しあわせを
そっと教えた ひとの名は
先生 先生 それは先生
この日の放送は、11月24日、12月3日と同じ内容である。
1600の9780kHz「ふるさとの風」は9780kHz、昨日あれほど強かったのが今日はヨボヨボだ。7200kHzのアフガニスタンのほうがはるかに強い。