5月4日1330からの「しおかぜ」は6135kHz、ジャミングは多少気になる程度、今までとはまったく違った番組内容だ。2008年に出版された、脱北者、張真晟(チャン・ジンソン)氏の詩が始めて朗読されている。
30歳代半ばで金日成総合大学を卒業、朝鮮作家同盟中央委員会のメンバーとして金正日体制の宣伝・扇動を担当。2004年に脱北した。1995年~1998年の4年間に300万人が餓死したとされる大飢饉の悲劇を扱った詩は全部で71編。詩自体を綴る事さえ許されない体制下で、「わたしたちのご飯は分厚い木の皮」など「米飯賛歌」からはじまり、生き残るための暮らしぶりや公開処刑、体制批判まで、生々しい言葉が連なっている。
9950kHzの「ふるさとの風」はジャミングが強く受信状態はあまりよくない。この時間の番組は一週間同じである。
1430の「ふるさとの風は9960kHz、懐かしい日本の歌「鯉のぼり」で番組開始。ジャミングはあるものの受信の障害にはならない程度だ。ふるさとからのメッセージは田口八重子さんへ、お兄さん飯塚繁雄さんからで2010年10月の録音。
今日の一曲は、小柳ルミ子さんの「星の砂」、1977年のヒット曲だ。田口八重子さんがよく歌っていたとのこと。この番組は3月29日、4月16日、25日と同じである。
1600の9780kHzは全くジャミングもなくクリアーに聞こえている。1430と同じ番組である。
5月2日1330と2000の「しおかぜ」は失踪者氏名の読み上げ、1358:55、1425:40、2028:55、2055:40に「日本政府からのメッセージが放送されている。
5月3日も同様の放送、失踪者氏名の読み上げと「日本政府からのメッセージが出ている。
5月2日の「ふるさとの風」は1330、1430そして1600の3回の放送とも同じ内容、今週で通算、159週目の放送となる。ニュース解説、続いて拉致問題解説、今週の一曲は1975年のヒット曲、布施明の「シクラメンの香り」。中でも1600の9780kHzはジャミングもなくクリアーに聞こえている。
5月3日「ふるさとの風」はどの時間帯も激しいジャミングに見舞われている。いつもはクリアーに聞こえる9780kHzもジャミングの洗礼を受けている。懐かしい日本の歌「シャボン玉」と「椰子の実」の2曲から番組開始。ふるさとの声は24歳で拉致された増元るみ子さんへのメッセージ。
今日の一曲は1984年のヒット曲、チェッカーズの「星屑のステージ 」、3月28日、4月6日、24日と同じ番組である。