2010年11月21日

11月20日ふるさとの風

一年で最も日の短い時期、ここ当分聞こえない日が続きそう。
20日1300からの9950kHz、キャリアーの存在さえ分からない。土曜日のため9930kHzのパラオは聞こえている、また9965kHzの中国語も強い。

1400の「しおかぜ」は5910kHz、土曜日は朝鮮語放送が聞こえている。ジャミングは無く、受信状態は良好である。1424に「日本政府からのお知らせ」朝鮮語でのコマーシャルが出ている。
この時間帯、3波同時のジャミングは出ている。

1430「ふるさとの風」は9950kHz、このパラオ送信は連日良好に聞こえている。懐かしい日本の歌は「春の日の花と輝く」、これってアイルランド民謡で讃美歌467だっけ。好きな歌のひとつである。
ふるさとの声は曽我ひとみさんから、2010年10月の録音、日本語と朝鮮語でお母さんへ呼びかけている。ひとみさんの声もようやく新しい録音になった。ジャミングが多少目立ってきた。
春の日の花とかがやく うるわしきすがたの
いつしかにあせてうつろう 世の冬はくるとも
わが心は変わる日なく 御身をば慕いて
愛はなお緑いろ濃く わが胸に生くべし

若き日の頬は清らに わずらいの影なく
御身いまあでにうるわし されど面(オモ)あせても
わが心は変わる日なく 御身をば慕いて
ひまわりの陽をば恋うごと とこしえに思わん


今日の一曲は「りんごの歌」、言うまでもなく戦後の大ヒット曲である。戦後に作られた映画第1作目(GHQの検閲映画第1作でもある)となった松竹映画「そよかぜ」の主題歌だった。

この歌がラジオで最初に放送されたのは,1945年12月10日芝・田村町の飛行館スタジオでのNHKの公開番組『希望音楽会』。このとき並木路子は小脇にリンゴの入ったカゴを抱えて客席に降り、リンゴを配りながら歌ったが、その頃は貴重品(この時リンゴ1個の値段は、闇市で5円もした)だった。リンゴの奪い合いで会場が大騒ぎになったのは有名なエピソード。

赤いリンゴに唇よせて
だまってみている青い空
リンゴはなんにもいわないけれど
リンゴの気持はよくわかる
リンゴ可愛や可愛やリンゴ

あの娘(こ)よい子だ気立てのよい娘
リンゴに良く似た可愛い娘
どなたがいったかうれしいうわさ
かるいクシャミもとんで出る
リンゴ可愛や可愛やリンゴ

朝のあいさつ夕べの別れ
いとしいリンゴにささやけば
言葉は出さずに小くびをまげて
あすも又ねと夢見顔
リンゴ可愛や可愛やリンゴ

歌いましょうかリンゴの歌を
二人で歌えばなおたのし
みんなで歌えばなおなおうれし
リンゴの気持を伝えよか
リンゴ可愛や可愛やリンゴ


1500の朝鮮語放送も9975kHzで始まった。ジャミングは分からない、受信状態はよい。
1600の「ふるさとの風」は台湾送信の9780kHz、ジャミングはスキップして聞こえない。信号も強く受信状態は良好だ。若干フェージングが強く谷間ではノイジーな感じ。1430と同じ番組。
2030からの「しおかぜ」は6045kHzで聞こえている。この時間まだジャミングは聞こえない。受信状態は良好である。しかし開始直後、2033に弱いながらもジャミングが出てきた。受信に影響はないレベルである。1400と同じ朝鮮語放送。
3波同時のジャミングもスキップしているのかあるいは出ていないのか聞こえない。
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