2010年09月17日

あれから8年

2002年9月17日を境にして、日本国内は騒然とした。意見も真っ二つに割れた。同じ年10月15日、5人が戻ることができた。
しかしそれ以降何の進展もないまま8年もの歳月が流れた。生きて5人も帰ることが出来たからもういいじゃないかと言った連中もいた。
たった10数人の拉致でとやかく言うなと暴言を吐いたやつも、堂々と国会議員でおさまっている。そんなこともありだれ一人行動を起こそうとしない。やがて10年20年たち忘れ去られることだろう。

せめてもの救いが毎日続けられている短波放送だ。番組内容はともかく、北朝鮮にとってはジャミングをかけるほど煙たい存在になっている。
17日の各紙が報じているが、数名の生存者を確認しているらしい。ならばなぜすぐに取り戻さないのか。アフガンでたった一人が拉致されたといえば、あの手この手で救出するのに、相手が北朝鮮では手も足も出ない、出ないのではなく出さない。なんともだらしがない日本政府だ。いつまでほっておくつもりなんだよ。
自分の意思で行き、拉致された人は助けるが、日本国内から拉致された人は助けない、一体どういうことなんだ。

17日の1300台の9950kHzはジャミングもなく良く聞こえている。1300が朝鮮語、1330から日本語放送である。何も知らない議員たち、一度でもいいからこの放送を聞いてほしい。

1400の「しおかぜ」は6135kHz、17日金曜日はいつものように英語放送が出ている。しかし北朝鮮は、唯一この英語放送にもジャミングをかけている。何が何でも拉致事件は封じ込めたい北朝鮮の姿だ。
朝鮮語放送すべてにジャミングをかけている北朝鮮は、「ふるさとの風」「しおかぜ」に対しては全ての言語にジャミングをかけている。
17日の6135kHzはジャミングが強くほとんど受信不可能だ。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、なぜか31mbはジャミングが聞こえない。北の打ち上げ角度の低い電波はこの時期届かなくなっている、大いに結構、パラオからの電波は強力に聞こえている。懐かしい日本の歌「夏は来ぬ」「波浮の港」「我は海の子」の3曲から始まった。拉致問題解説は石岡享さんについて。続いてふるさとの声、今日の一曲はビレッジシンガーズの「亜麻色の髪の乙女」。
7月7日、16日、25日、8月3日、12日、9月8日と同じ番組である。

1500と1530の朝鮮語放送もジャミングはないというか、聞えない。受信状態は良い。
1600の9780kHzも強力である。1430と同じ番組が出ている。17日はあまり音質の悪いのがよくわからない。チョットだけ送信機のご機嫌が好さそうだ。
2030に「しおかぜ」は5965kHz、相変わらず、約80Hz低く出ているマレーシアとビートが生じている。かろうじて英語が出ていることが分かる程度だ。
2055に「日本政府からのメッセージ」が出ている。終了近く、2057に急に信号が強くなり混信がなくなった。
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