2010年01月17日

Nei Menggu 7420kHz

僅か3日間だけ7105kHzで聞こえた内蒙古人民广播電台、17日はどこへ遊びに出かけたのか探していた。
しかしよく聞いてみると、従来から出ている7420kHzはかなりフェージングが多い、これはひょっとして・・・。

PERSEUSのズーム機能を活用して、7420kHzのスペクトラムを監視し続けた。やはり7420kHzには2波出ている。ほぼ同じ強さの電波が重なっている。しかし、この2波が同じ内蒙古ということを証明する必要が出てくる。

まず聞こえるのは中国語しか聞こえない。明らかに同じ放送である。そしてもう一つ決定的な証拠がある。それは7105kHzが出ていたとき、上下10kHz間隔でスプリアスが出ていたこと。

昨年9月以降7105kHzが出ていなかった時期、7420kHzでも同じように上下10kHzで内蒙古が聞こえていた。更に、7105kHzの出ていた15日、16日には、7420kHzのスプリアスが出ていなかったこと。こうした状況証拠などにより、17日の7420kHzは2波同時送信が行われていると考えられる。

過去の同局のウェブサイトの送信スケジュールや、HFCCへの申請によれば、以前の7105と7165kHzは送信ビームがそれぞれ52度と263度となっていた。
6125kHzのCNR1に続き、内蒙古も二重送信を始めたのか。周波数の有効利用からは混信が減るので大いに結構。

スペクトラムを見るとはっきりと2波出ている。その差は6125kHzは約1Hz、7420kHzは約2Hzしかない。


同一周波数の同時送信はBBC、DWでは以前から行われている。DWでは1600-1700の9560kHz英語放送がTrincomalee送信所から異なるビームで送信されている。
16日の終了時をチェックした。
2波のうち、弱いほうが1605に終了、スプリアスの出ている強いほうは1607'40"にキャリアーが切れた。1658からはCRIが出てくるが内蒙古のほうが強く、これの終了後でないと聞き取れない。

AIRが出ていると思われるが、いわゆる変調が浅く、キャリアーの出ていることしか分からない。
Posted by Hiroshi at 00:05│Comments(0)Taiwan/China
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