2009年12月07日

Broadcast to the North Korea

短波放送を聞く目的の一つに、ベリカードをもらうために聴くという人がいる。そんな人たちには殆んど聞かれていない放送が、特定地域に向けた放送。

こういった多くの放送は、地下放送局とされるケースが多い。中には「しおかぜ」や「ふるさとの風」や宗教放送局までも、「地下放送局」と嘯く輩もいるようだ。

それぞれ聴く人の価値観や、自身がおかれた境遇・立場などから聞きたくない放送にもなっているからだろう。放送を聞くからには、言葉の問題も大きい。世の中にはそれぞれの言語に猛た人も多い、RFAが放送を始めたころ、これは朝鮮語ではなく、韓国語だと聞いたこともあった。
北京放送は朝鮮語、VOAは韓国語と、確かに放送の中でそう言っている。しかし小生にはその区別は、セルビア語とクロアチア語以上に分からない。

したがってここでは全てKorean、すなわち朝鮮語と書いている。国名も然りで、日本では「北朝鮮」と今はマスコミも書くようになった。しかし中にはいや違う、北韓だ、・・共和国だという人もいる。韓国ではそういうかもしれないが、ここは日本、日本人だから一般にはそうは言わないだろう。

12月に入り、一部の対北放送が周波数の変更等を行っている。あまり聞くことのなかった「日本の風」が放送時間を変更する。
1100の自由北朝鮮放送は9940kHzへ変更予定だったが、6日現在、引き続き12150kHzが使用されている。
7日現在の放送スケジュールは以下の通り:

* Furusato no Kaze ふるさとの風
1333-1358 9950(Japanese) via TWN
1430-1500 9880(Japanese) via DRW
1600-1630 9780(Japanese) via TWN
* Nippon no Kaze 日本の風
1300-1330 9655(Korean) via TWN ex.1700-1730 9820kHz (Dec.7-)
1500-1530 9690(Korean) via DRW
1530-1556 9965(Korean) via PLW

* JSR Shiokaze しおかぜ
1400-1430 5985(Japanese/Korean/English/Chinese) via YAM
2030-2100 6045(Japanese/Korean/English/Chinese) via YAM

* Radio Free North Korea 自由北朝鮮放送
1100-1200 12150 via DB
1300-1500 7490 via DB
1900-2100 7530 via ERV

* Open Radio for North Korea 開かれた北朝鮮放送
1400-1430 7550 via TAC
2100-2200 7510 via ERV

* Radio Free Chosun 自由朝鮮放送
1200-1300 11560 via ERV
1230-1300 9950 via TAC ex.12085
1545-1615 11570 via ERV
2000-2100 7515 via TAC

* CMI:Voice of Wilderness 荒野の声
1300-1400 9850 via ERV
2000-2100 Su. 5915 via WER
2000-2100 Sa. 1566 via HLAZ

* North Korea Reform Radio 北朝鮮改革放送
1500-1600 7590 via TAC

*Voice of Freedom 自由の声
1600-1700 6240kHz via TAC
予定通り1300から「日本の風」朝鮮語番組が、9655kHzで始まった。キャリアーは出てきたが、約30秒頭切れで朝鮮語番組が始まった。

しかし、1333の9950kHz同様、送信ビームの関係で、受信状態はよろしくない。ジャミングのない分まだ救われているが。この時間は、同じ周波数にCRIの英語が出ているが、これはいつも弱く、影響は無い。

伊豆見教授のニュース解説、拉致問題解説、今週の一曲は「与作」、政府認定拉致被害者に氏名読み上げ、周波数アナウンスで終了した。この時間はフルバージョンで30分番組である。
1329'30"にKSDAの強力なキャリアーにつぶされた。これくらい強く聞こえたら申し分ないのだが。

1333の9950kHzやはり9655kHzよりも受信状態は悪い、ジャミングも加わり殆んど聞こえない。

1400の「しおかぜ」5985kHzはジャミングがない、月曜日は日本語番組だ。失踪者への家族からの呼びかけが放送されている。

1430の「ふるさとの風」、どうしたのか9880kHzが出て来ない。R.Australiaの電波は出ているのでコンディションのせいでもない。1442過ぎと1446過ぎにキャリアーが出たもののすぐに止まった。また送信機のトラブルか。
今週から、通算で127週目の放送となるが、これでは、まともに聞こえない。

当然ですが、1600からの9690kHzも全く音沙汰なし。むなしくジャミングが聞こえるのみです。で、1600の台湾送信は、これまた至って強力に入感してきた。
「埴生の宿」で始まり、ふるさとの声は、松本京子さんと曽我みよしさんへのメッセージなど。歌は、由紀さおり・安田祥子「翼をください」、1970年代にはフォークソングとしてもヒットした曲だ。11月1日、7日、13日、19日、25日、12月1日と同じ番組。
7日の放送から、番組最後の周波数アナウンスが新しく差し替えられた
Posted by Hiroshi at 17:06│Comments(0)S.N.Korea
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