今は当たり前になった衛星中継、しかしこれが始まったのは僅か46年前のことだ。
始めてアメリカから日本へテレビ中継があるということで、テレビの前で待ち構えていたのを思い出す。当時は「宇宙中継」といっていた。
しかし時間が来て、そこに映し出されたのは手書きのテロップだった。そして、あの石田アナウンサーの衝撃的なニュースが。
日米間初めての記念すべきはずだったその最初のニュースが、ケネディ暗殺という大事件。
今ではハイビジョン映像の中継が、手で持てる機材で世界中のどこからでも衛星中継が出来る時代である。その宇宙中継の始まりが歴史的大事件で始まったことは今では知る人も少なくなった。
ケネディ暗殺、11月23日になると必ず思い出す出来事である。今年その前日の22日は、また山の上でラジオを聴いてきた。夜になり雨が降り出したが、受信には影響ない。
23日は抜けるような青空、雪をいただいたアルプスの山々が実にきれいだ。
コンディションは今までで最高か、それもアンテナゲインが稼げることから普段は聞きにくい局も良く入感している。真昼間のローバンドでも多くの局が聞こえるのは、ペディションならではの楽しみ。
中国の地方局が日中も出ているのか実際に聞いて確認が取れる。しかし3815kHzのグリーンランド局はかすりもしない。聞こえるのはいつもの船舶局の通話だけだ。よかったのは北米が中波、短波とも格段に強かったこと。