アナログテレビ停波まで、685日とか。本当に止まってしまえば大変なことになりそうだが、そうも言っておられない。
そこで手軽に今のテレビにチューナーを付けて見ようと言う訳だが、そう簡単にはいかない。
そのまま付けて映る保証はどこにもない。まずアンテナの問題。いくらチューナーが、仮にただのなったところで、アンテナなしでは全くただの箱。
実際に4:3の画面に16:9を映すには無理がある。高画質を望まないと言っても、やはりきれいに映るに越したことは無い。現実に、こうした廉価品のチューナーは殆んど売れていない。嘗てUHF放送が始まったときにコンバーターを付けてすぐ無駄になったのと同じ運命になるからだ。
今回発売予定の5000チューナー、安いのは良いが、待機電力が一昔前の製品以上に逆戻り、やはりただ安いだけではないようだ。前モデルより消費電力を抑えてこそ、安くなったと言える訳で、待機電力が増えては安くなったわけでもなんでもない、当たり前のことだ。
この製品、仮に生産台数10万台が完売したとしてもたったそれだけ、焼け石に水と言うが、それにも及ばない数量だ。それよりも、無駄なBCASカードを廃止して海外の安い製品が国内販売できるように、どこかの政党はやらんのかね。